Semua Bab 人生の続きは異世界で~交換スキルの代償は金銭NG!?~: Bab 11 - Bab 20

44 Bab

第11話 サムール村への旅路

次の日、荷物を準備して1階に降り朝食を用意してくれているリリアさんに今日街を出ることを告げる。「リリアさん、おはようございます」 「アキツグさん、おはようございます」 「急で申し訳ないのですが、仕事の関係で今日街を出ることになりました。短い間ですがお世話になりました」 「えぇ!?今日ですか?それはまた急な話ですが、仕事なら仕方ないですね。では、残りの宿代をお返ししますね。少々お待ちください」 「いや、それはチップとして取っておいてください。宿のサービスも良かったですし、リリアさんの歌にはそれ以上の価値がありましたから」 「まぁ!ほんとにお上手ですね。それではありがたく頂戴いたしますね」 「えぇ、なので最後の朝食にも期待してます」 「あらあら、それじゃ腕によりをかけて作らないと」そうして特製の美味しい食事を頂いた俺はリリアさんに別れを告げて、冒険者ギルドに向かった。 冒険者ギルドに入ると昨日言われた通り受付で名前を告げ、お勧めの冒険者を紹介して貰う。「俺の名はクロヴだ。よろしく頼む」 「旅商人のアキツグです。よろしくお願いします」クロヴさんは24歳ぐらいで長めの黒髪を後ろで縛っている。 体格は中肉中背で、身長が170センチぐらいある俺より頭1つ分大きい。 一人だけというのが少し意外だったが、ハロルドさんには何か考えがあるのだろうと思い一先ず気にしないことにした。 簡単な自己紹介を終えて、今後の予定についても伝える。 クロヴさんも問題ないという話だったので、さっそく街の入り口近くにある馬車の待機場に向かうことにした。 待機場に着くと昨日見せて貰った馬車が確かに停まっている。荷台には荷物も積み込み済みのようだ。 馬車を受け取り予定通りサムール村へ出発する。街から出る際に検問もあったが特に疑われることもなくすんなり通ることができた。 しばらくは街道をまっすぐ進むだけで危険もなさそうなので、クロヴさんに話を振ってみた。「クロヴさんは冒険者になってどのくらいなんですか?」 「7年ほどだな。とい
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-05
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第12話 思わぬ出会い

次の日も特に問題など起きることもなくサムール村へ向けて順調に、旅路を進んでいた。 お昼頃になって、そろそろ昼食を取ろうと馬車を止めると、近くから動物の鳴き声の様なものが聞こえてきた。 念のためとクロヴさんが様子を見に行き、しばらくすると猫の様なものを抱えて戻ってきた。「ハイドキャットだな。隠密性に優れていて見る機会なんてほとんどないんだが、どうやら怪我をしているらしい」見てみると確かに後ろ足に切り傷の様なものができている。他にも細かな擦り傷があるところを見ると何かから逃げてきたのかもしれない。 こちらが診ている間もハイドキャットは逃げる様子もなく、大人しくこちらの様子を伺っていた。 危険もなさそうなので、傷薬を取り出して手当を行う。傷口に触れた時には少し痛そうにしたものの暴れることもなく無事に手当を終えることができた。 するとハイドキャットは感謝するかのように「ニャァ」と鳴いた。 そしてその声に反応するかのようにスキルレベルが上がったことが分かる。-------------------------------- スキル:わらしべ超者Lv4 (解放条件:特定条件下で相手が提供に同意する) 自分の持ち物と相手の持ち物を交換してもらうことができる。 自分の持ち物と各種サービスを交換してもらうことができる。  手持ちの商品を望む人に出会える。 条件を満たした相手と知識を交換できる。ただし相手からその知識は失われない。  ※相手が同意したもののみが対象となる。交換レートはスキルレベルと相手の需要と好感度により変動する。 スキル効果により金銭での取引、交換はできない。--------------------------------知識の交換?情報を提供して貰えるとかそういうことだろうか?確かに商品の流通状況とか危険な地域の情報とかを知ることができれば便利かもしれない。にしてもこの解放条件の特定条件下ってなんだ?さらに相手が提供に同意するって、どうやって同意して貰うんだ?スキルのことを話せと?条件っていうのも書かれ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-06
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第13話 襲撃

野営地での夕食も終わり、今日も就寝しようとテントに入ったところで 連れてきていたロシェッテから声を掛けられる。『人間が近づいてきてるわ。それも気配を隠してる。気を付けて』 「まさか夜襲?わ、分かった。ロシェッテは動けそうか?」 『えぇ、あなたのおかげでだいぶ良くなったわ。歩く程度なら問題なく、無理すればしばらくは走れると思う』 「そうならないことを願いたいけどな」テントを出てクロヴさんのもとへ向かう。とはいえ、素人の俺が先に気づくのはおかしいからどう話したらいいか。クロヴさんが気付いているといいのだが・・・そう考えていると、クロヴさんもこちらへ向かってきていた。「あ、クロヴさん、なんか妙な胸騒ぎがして出てきたんですけど、周囲の様子は変わりないですか?」 「勘は良いようだな、どうやら敵のようだ。気配の隠し方からただの夜盗でもないと思う。アンタは荷台に居てくれるか。護衛対象には固まっていて貰った方が守りやすい」 「分かりました。お願いします」クロヴさんも気づいていたようだ。彼の指示に従い荷台に乗り込んで周囲の様子を伺う。すると、身近でゴトっと木箱が音を立てた。 俺が荷台に飛び乗った時の振動で中で荷崩れでもしたのだろうかと思ったのだが、そこにロシェッテが声を掛けてくる。『この状況でその子、木箱に隠したままでいいの?狙われてるのその子なんじゃない?』 「その子?」 「え?もしかして知らずに運んでるの?私はそういう仕事なのかと思って気にしてなかったけど」待て待て!ということは、もしかして依頼の積み荷って人間なのか?ハロルドさんのことだからまさか誘拐とかではないと思うが、だとするといったい何の目的でそんなことを? いやいや、今はそれよりこの状況をどうするかだ。 もし逃げる必要があるのなら木箱に入ったままだと致命的になりかねない。 だが、まだ戦っても居ないしクロヴさん達が問題なく対処できるのなら中身を確認する必要はないだろう。 湧き上がってくる好奇心に蓋をしてまずはクロヴさんと襲撃者の方を確認する。 全身黒ずくめの
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-07
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第14話 積み荷の正体

その声に思わず振り向くと、そこには美しい金髪を夜風に靡かせて気持ちよさげに佇む美少女の姿があった。 思わず見惚れていると、背後でざざっ!と地面を擦るような音がする。見るとセシルさんとクロヴさんが跪いている。 え?え?知り合い?もしかしてそんなに高貴な人なのか?と、咄嗟に真似をして跪こうとしたところで、当の本人がそれを止めた。「そういうのは良いわ。ここは王宮じゃないし、今は身分を隠さないとでしょ?話し方とかも普段通りで良いから」 「しょ、承知しました、エルミア様」 「もう、話聞いてた?私のことはミアとでも呼んで。様もいらないから」 「いや、流石にそれは・・・」王宮?エルミア様?まさか貴族どころか王族なのか?いや、まだ宮廷魔術師とかの宮廷勤めの臣下の可能性もあるけど、この子くらいの年齢でそんな階級に上がれるとも考えにくい。とするとやっぱり・・・「私がいいって言ってるんだからいいの。人前でだけなんて面倒なことしてぼろが出たらそれこそ元も子もないでしょ。まずは生き残ることを考えないと」 「分かり、いや分かった。それじゃ目的地まではミアと呼ばせて貰う」 「それでいいわ。あなた達もいいわね?」 「えぇ、わかったわ」 「あ、あぁ分かった」二人は状況を鑑みて意識を切り替えたようだ。俺はまだ王族というものに対する認識自体が薄い戸惑っているだけだったのだが、一先ず二人に合わせて普通に接するように返事をした。「よろしい。それじゃまずはあなた達の名前も教えて貰える?大体隠れて聞いてはいたけど一応ね」 「クロヴだ。よろしく頼む」 「セシルよ。よろしく」 「アキツグです。よろしく」 「皆よろしくね。さて、都合上話を仕切っちゃって申し訳ないけど、後はどこへ向かうかについて。サムールかカルヘルドかだけど、私はカルヘルドへ向かったほうが良いと思うわ」 「理由を聞いても?」 「さっきあなたが言った通りサムール村の方には罠が張られている可能性が高いからよ。村人が人質になっている可能性もないとは言い切れないわね」 「村人が人質にって
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-08
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第15話 異種族の友達

次の日、昨日と同じように俺たちは二人で馬車を進ませていた。 そう二人である。昨日の襲撃でセシルさんが居ることはバレている、そして積み荷の中に王女が居ることも多分バレているだろう。そのため襲撃者には人数を誤魔化しても意味はないのだが、他の旅人には効果がある。もしもやつらが他の旅人から話を聞いた時に人数が違えば勘違いさせられるかもしれないという苦肉の策だ。 それならセシルさんだけが別行動でもいいのではないかという話もでたのだが、エルミアは昨日見惚れた通りその見目ですごく目立つ。輝いているような金色の髪に、形の良い唇。すっと通った鼻筋に深い緑色の瞳。 そして何より、動きやすくて汚れてもいいように簡素な服を着ているのに、気品を感じさせる物腰が人目を引くのだ。 彼女がこんな馬車で旅をしていたら、すれ違う人達に間違いなく只者ではないとバレるだろう。ということから、彼女には昼間は変わらず木箱に隠れて貰い、夜になったらテントで休んで貰うという結論になったのだ。 ちなみにロシェッテも姿を消すのはいつでもできるという話だったので、昼間は姿を消すようにしてもらっている。 そして今、御者はクロヴさんにお願いしている。昨夜の襲撃の影響か上手く寝付けなかった俺は荷台で休ませて貰っていた。「ねぇ。アキツグさん、一つ聞いても良い?」昨日のことを思い出しながらぼ~っとしていると、周りからは分からない程度に横にした木箱の蓋を開けたエルミアが話しかけてきた。「あぁ、なんだ?」 「昨日、ハイドキャットと話してたでしょ。どうして言葉が分かるの?」ギクッ!思わず顔が引き攣る。そういえばあの時はまだ彼女の姿は見てなかったから意識せずにロシェッテと会話してしまっていた。「い、いや、助けて貰ったから礼を言ったりしただけで、言葉が分かるわけじゃ・・・」 「それは無理があるでしょ。私が木箱の中に居るのも当ててたし、分かったつもりの会話にしては内容がしっかりしすぎてたわ」 「まぁ、そうだよなぁ。頼むから他の人には秘密にしてくれ。俺はスキルでハイドキャットの言葉が分かるんだよ」 「スキルで?それは珍しいわね。王宮でもそん
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-09
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第16話 野営地でのひと時

賑やかになり過ぎて注意される一幕はあったものの、道中襲われるようなこともなく今日予定していた野営地には到着できた。 無理をすれば夜にはカルヘルドに到着できたかもしれないが、検問で怪しまれる可能性もあるし、夜は相手にとって有利な時間だ。尾行されて潜伏場所がバレては元も子もないということで、ここで一泊することになった。「そういえば、カルヘルドってどんな街なんですか?」 「カルヘルドか、あそこは魔法や魔道具研究が盛んな街だな。街灯にも魔道具が使われているし、ロールートと呼ばれる公共設備がある」 「ロールート?」 「あぁ、足元がな勝手に動くんだ」動く歩道みたいなものか?確かにこの世界では珍しいだろう。 前の世界でも街中にはなかった気がする。「ロールートを見るのは私も初めて!楽しみだなぁ」 「珍しさで言えば話の種にはなるだろうな。慣れてくると単に便利としか思わなくなるが。あとはそうだな、魔法学園と魔道具研究施設があるな。どちらも一般人はあまり関わる機会がないけどな」 「やっぱり学園の生徒は貴族階級の人が多いんですか?」 「いや、言い方が悪かったな。能力さえあれば平民でも学園には普通に入れる。学費はそれなりに掛かるらしいけどな。一般人ってのはそういうのに興味がない人達のことだ」 「学園って入れるのかな?」 「一般開放は特別な日以外はしてなかったと思いますが、どちらにしても今は近づくべきではないでしょう」 「こんな時じゃなかったらな~せっかく街まで行けるのに・・・なんか、もどかしい!」 「ミアは学園とかには通ってるのか?」 「一時期通ってたんだけどね・・・あ~色々あって家庭教師に変わっちゃったの」どうやらあまり言いたくない何かがあったらしい。まぁ王女ともなればすり寄ってくる貴族やそれに紛れた暗殺者に狙われたりとか色々有り得そうだ。「だから、学園自体は通ったことあるんだけど、魔法学園ってどういうところが違うのか気になるじゃない」 「確かに。どんなことを教えてるんだろう」 「俺も詳しくは知らないが、カルヘルドの魔法学園はマ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-10
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第17話 街間際での攻防

次の日は予定通り早めに野営地を発ち、しばらくすると遠目にカルヘルドが見えるくらいのところまでやってきていた。『アキツグ、警戒して。右の林から何か近づいてきてるわ』 「襲撃者か?」 『分からない。けど、動物なら街道に入る私達に向かってきたりはしないと思う』 「分かった」クロヴさんの方を見ると既に何かを準備しているようだった。 前もそうだったが気づくのが早い。もしかしたらセシルさんと何らかの方法で連絡を取っているのだろうか。単にロシェッテと同じくらい索敵能力が高いだけかもしれないが。 すると、クロヴさんから白い煙が立ち上った。「やはり気づかれたか。だが、街の近くまでこれたのは幸いだな。衛兵がこれに気づけば救援に来てくれるはずだ。アキツグ、御者を頼む。俺とセシルは追いかけながら護衛する」 「分かりました」そう言って御者台に座り、クロヴさんが馬車から少し離れたところでロシェに声を掛ける。「ロシェ、悪いが敵が近づいてきたら迎撃を頼めるか。狙われているのはミアだけど、馬を止めるために先に俺を仕留めようとするかもしれない」 『もちろん。私の恩人と友達だからね。あんな奴らに傷つけさせたりしないわ』 「俺は友達じゃないのか?」 『恩人で友達よ』 「そっか。じゃ任せた!」軽口を躱して俺は馬の制御に専念する。 正直怖くて仕方ないが、俺にできるのは少しでも早く街に近づくことだけだ。防御についてはロシェを信じることにした。少しして、前回と同じくけん制の投げナイフが戦闘の開始を告げた。 林から次々と計5人の黒ずくめの姿が飛び出してくる。 うち二人はクロヴさんを抑えに行き、残りの3人がこちらに向かってくる。 向こうも短期決戦でエルミアを攫うことを優先しているようだ。 しかし、さらにその背後から飛び出してきたセシルさんが襲撃者の一人に奇襲を仕掛けて背中を斬りつけた。 斬られた襲撃者はバランスを崩して倒れたが、残りの二人は構わずに馬車の荷台に乗り込もうとしてくる。 だが、先頭に居た襲撃者が突如後方に吹っ飛んでいく。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-10
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第18話 青銅の棺と合言葉

その後、やっとのことでカルヘルドに到着した。 かなり発展しているようで、街の入り口のすぐ先には聞いた通りロールートがあり、ほとんどの人はそれに乗って街の各地に移動しているようだ。 正面の奥の方には大きな建物が2つ見える。あれが学園と研究所だろうか? 検問を終えて中に入る。するとセシルが捕まえた襲撃者を連れて先行した。「私はこいつを冒険者ギルドまで連れて行くわ。情報を吐く可能性は低いだろけど」 「セシルさん、これを持って行ってください。何かに役立つかもしれません。」というとエルミアは封書の様なものをセシルに渡した。「これは?・・・!王印入りの封書。使っていいの?」 「えぇ、必要な時は使ってください。襲撃者の情報は重要ですから」 「分かったわ。これなら研究所の方に協力も頼めそうね」 「お願いします。何か分かれば教えて下さい」 「えぇ」そう言ってセシルは念のためと衛兵と一緒にギルドへ向かっていった。「それじゃ俺達も行くか。目的地はどこだ?」 「街の南東にある『青銅の棺』っていう道具屋です」 「よし行くか」三人と一匹で『青銅の棺』へ向かう。 ロールートは思った通り、歩く歩道みたいな感じだった。街の中央から東西南北にそれぞれ伸びているようだ。 ロシェには念のため透明状態で付いてきてもらっている。時間があれば冒険者ギルドに行って従魔登録をしたいところだけど。「そういえば、ロシェ。君が危険な存在じゃないと周囲に示すために俺の従魔として登録したいんだけど、そういうの嫌だったりするか?」 『別に構わないわよ。変な焼き印されるとかなら流石に嫌だけど。魔術的な契約くらいなら問題ないわ』 「クロヴさん、従魔登録ってどういうことをするんですか?」 「ん?あぁ、ハイドキャットか。別に難しいことはない。魔術的な契約書に記入して従魔対象がそれに抵抗しなければ登録が完了する。あの懐き具合なら抵抗はされないと思うぞ」良かった。それなら時間もそんなに掛からなそうだ。 ロシェにも了解を貰ったし、後で行くことにしよう。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-11
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第19話 依頼完了と別れの時

「エルミア様!よくぞご無事で」 「えぇ、私を逃がしてくれた近衛の皆と、ここまで連れてきてくれた彼らのおかげです。あと皆さん姿勢を楽にしてください。ここは王宮ではないのですから」言われて彼らは立ち上がりながらこちらに視線を向ける。「彼らは・・・冒険者ですか?」 「冒険者のクロヴさんと商人のアキツグさんです。あともう一人、セシルさんが先ほど捕まえた襲撃者を冒険者ギルドへ連行しています。どなたか状況を確認してきて下さい」 「承知しました」 「紹介にあずかりましたクロヴです」 「同じくアキツグです」 「そうか、エルミア様を助けて下さったこと感謝する。私は近衛第2部隊隊長のゴドウェンだ」 「ふふっ!実はもう一人居るんですよ。皆さん分かりますか?」言われて彼らは怪訝な顔をした。広間と言っても見渡せる程度の広さしかないし、俺たちの後ろにも姿も気配もない。 やはり彼らでもロシェには気づけないようだ。『私のことまで紹介する必要はないのに、ミアは律儀ね』 「!?猫の鳴き声?まさかハイドキャットか?」 「えぇ。今は姿を隠していますが、頼もしい仲間です」彼らはかなり動揺していた。味方だからいいものの近衛兵として間近に居る存在に気づかなかったのだ。もし敵であれば彼らは初撃に対応できないことになる。「これは・・・迂闊でした。存在感知の魔道具を用意するべきですな。ハイドキャットのような存在は希少ですが、敵が似たような魔術を使う可能性は考慮しなければ・・・」隊長らしき男はぶつぶつと考え事をしている。エルミアはせっかく紹介した友達のことがスルーされて少し不満げな様子を見せたが、すぐに表情を戻して続けた。「さて、皆さんの紹介も終わりましたし、今後のことについて話しましょうか。そちらの体制はどうなっていますか?」 「はっ。我ら先遣隊は昨日到着し、情報収集を行っておりました。明日には本隊も到着する予定です」 「そうですか。それならば二日後には出発できそうですね。ではゴドウェン隊長、引き続き情報収集と補給を進めて、本隊の準備が整い次第出発できるように対応をお
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-11
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第20話 従魔登録

冒険者ギルドに入ろうとしたところでちょうどセシルさんが中から出てきた。「あら、これから向かおうかと思ってたんだけど、その様子だと問題なかったみたいね」 「あぁ、ミアは無事合流できた。連れてきてくれてありがとうと伝言だ。直接伝えたいとも言ってたから、良ければ会いに行くと良いだろう。報酬は後ほど冒険者ギルドから受け取れるようにするという話だった」 「そう。襲撃者の方は残念ながら今のところ収穫なしよ。研究所から何かの魔道具の提供依頼を出しているみたい。さて、他に用事があるわけでもないし会えるか分からないけど、向かってみましょうか」 「あ、セシルさん。あそこに行くならこれを」そう言って、合言葉を書いたメモをセシルさんに渡す。 彼女はそれを見ると理解したように頷いた。「なるほどね。ありがとう。依頼も完了したしあなた達とも一旦お別れね。まぁクロヴは時々見かけるけど」 「活動地域が同じだからな」 「そうね。それじゃ、アキツグもまた機会があればよろしくね」 「はい。ここまで護衛ありがとうございました」彼女はひらひらと手を振りながら『青銅の棺』の方へ歩いて行った。 俺たちはそのまま冒険者ギルドへ入っていく。「受付はあっちだ。そういえば聞いてなかったが冒険者登録はしているのか?」 「いえ、していません」 「そうか、冒険者として活動しないなら必要ないか。それじゃ俺は襲撃者の方の様子を見にいく。たぶん信じて貰えないだろうから、契約相手のことは受付に俺から一言言っておくよ。」 「ありがとうございます。クロヴさんもここまで護衛ありがとうございました」 「あぁ。また一緒になる機会もあるだろう。それまで元気でな」 「はい。クロヴさんもお元気で」そしてクロヴさんは受付の一人に声を掛けると視線でこちらを示した。 受付の人は驚いた様子でこちらを見るが、クロヴさんに向き直って頷きを返した。 クロヴさんが離れていったところで、その受付に声を掛ける。「すみません。先ほどクロヴさんに事情を説明して貰ったアキツグと言いま
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