朝になり、宿屋の前でカサネと合流してから近くの食堂で今後のことについて話すことにした。「カサネはどこに向かう予定だったんだ?」 「特に目的があるわけではないのですが、王都は一度見に行こうと思っていました。ここからそう遠くないらしいですし」王都か。一日経っているしミア達と襲撃者の件も落ち着いているだろうか? 俺達も特に目的はなかったし、危険がなさそうなら向かっても良いかもな。「王都か、俺も行ったことがないからちょうどいいかもな。念のため冒険者ギルドや商業ギルドで情報収集して問題なさそうなら向かおうか」 「そうしましょう。そういえば昨日宿の人から聞いたんですが、街の北の方で黄金竜が出たらしいですよ。知ってました?」 「あ~うん。一応。その話についてもついでに聞いてみようか」あまりその話を信じていない俺は微妙な反応しか返せなかった。 カサネはその様子を不思議そうに見てきたがここで話すようなことでもないので、適当に別の話題を振って流すことにした。 食事を終えてまずは冒険者ギルドに向かう。 受付で王都方面の動向を伺うとやはりミア達と襲撃者の衝突があったらしい。「なんだか高貴な方がお忍びの旅から戻る途中だったらしくて、そこに盗賊一味が襲撃を仕掛けて結構な大捕り物になったらしいですよ」 「高貴な方達の方は無事だったんですか?」 「さぁ?詳しいことまでは。盗賊側はほとんどが捕まったらしいので、護衛をしていた人達が倒したのではないかと思いますが」 「なるほど。ありがとうございました」それだけ聞いて受付から離れる。「なんだか大変なことが起きていたようですね。気にされていた様ですが、もしかしてお知り合いだったりするんですか?」 「うん。ちょっとね。あとで話すよ」そう言って、今度は商業ギルドの方へ向かった。 受付で黄金竜のことについて聞いてみる。「あ~黄金竜ですか。あれはやっぱりデマだったみたいですよ。調査したところこの街も含めて近辺の村や町でも黄金竜を見た人は居なかったらしいです。いったいどこからそ
Последнее обновление : 2025-03-22 Читайте больше