บททั้งหมดของ (改訂版)夜勤族の妄想物語: บทที่ 91 - บทที่ 100

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3. 「異世界ほのぼの日記」59

-59 かなりのハンデと判断力の良さ- スタート地点で各車が和やかに過ごしていると実況のカバーサの声が響いた。カバーサ「ご連絡いたします、只今の点灯は故障によるものではなく正式なスタートでございます。繰り返します、只今の点灯は故障によるものではなく正式なスタートでございます。よって冷静な判断でスタートした⑨ドッグファイトが1位で独走しています。」ゲオル・ナルリス「嘘だろ、こんな事毎年あったか?!」カバーサ「ドライバーの冷静さを見る為に敢えて主催者が仕掛けたトラップでございます、これに引っかかった残りの各ドライバーが車に乗り込みスタートして行きました。ドライバーの皆さん、くれぐれもスタートする時、他のドライバーに影響を与える事の無いようにお願いします。事故は勘弁ですよー。」光「カバーサさん・・・、こんなキャラだったっけ・・・。」 隣の魔法使いと吸血鬼が口をあんぐりとさせていた頃、唯一光が投票した⑨番車は大差を付け悠々と走っていた。18kmのホームストレートを抜け第一コーナーに差し掛かり、冷静なコーナリングを見せた。立ち上がりも悪くない、どうやら光の判断は正しかった様だ。 ふとオーロラビジョン映像が車内に切り替わり、実況と一緒に2人の男性の声が流れ出した。男性①「お、おい・・・。大丈夫なのか?」男性②「ま、まぁ・・・、問題ないさ・・・。何せ俺達の車は予選をトップ通過した高性能なんだぜ・・・。」男性①「な・・・、ならいいが・・・、ってあれ?何か俺達の声響いてね?」男性②「本当だ・・・、どういう事だ。」カバーサ「お気づきでしょうか、説明し忘れてました、てへっ。今年からレース中の車内の映像が流れ、ドライバーとチームメイトとの通信の音声を実況席を通してお楽しみ頂ける様になりました。各車の皆さんは下手に作戦を漏らさないようにお願いしますねー。」⑰ドライバー「聞いてねぇよ、こんなの初めてだ。慎重に行こう・・・。」 ポールポジションに車を止めている⑰ブルーボアのドライバーは運転席に急いで乗り込み魔力を流し込んで車を発進させた、後続車を一気に突き放し⑨番車をトップスピードで追いかけ始めた。ギアを5速に入れ18kmものホームストレートで一気に差を付け先程⑨番車が冷静にコーナリングを見せた第一コーナーに差し掛かった。第一コーナーの周りは砂漠から飛んで来た砂に囲
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3. 「異世界ほのぼの日記」60

-60 十人十色- トップを独走する⑨番車と事故を起こした⑰番車を除いた各組の車がバルファイ王国にある第一コーナーと砂漠の道、国境近くの平地を抜けネフェテルサ王国に入って改めて平地に差し掛かり、未だ数台がスピード勝負を行っていた頃、⑨番車は市街地の複雑で狭い道を走っていた。市街地のコースではそのまま走ると交差点等でぶつからない様にする為、トンネルを掘ったり街中の小川の両端に柵を付けコースの一部として利用したり、また橋や立体交差を一時的に増やしたりと事故を出来る限り防止している。因みにコースの整備にはゲオルが魔法で関わっていたので車券購入時にかなり有利になっているはずなのだが・・・、そこは今関係ないのでやめておこう。 小川の端を突っ切っていた⑨番車は橋を通り対岸をまた突っ切ろうとしていて、未だ独走状態でほぼ趣味のドライブ感覚だ。ドライバーから何気にルンルンと鼻歌が出始めているので実況のカバーサが悪戯感覚で音声を切り替えた。⑨ドライバー「ふんふんふん・・・、ふふふふふん・・・。」カバーサ「トップの⑨番車はネフェテルサ王国の市街地で余裕をかましています、まさかの鼻歌が出ているなんて良いですねぇ・・・。曲選びはあれですけど。」光「何で『ぶんぶんぶん』なの・・・。童謡って・・・。」ナルリス「どうよ。」 周囲が凍り付くように静まり返ったのでゲオルがナルリスの肩に手を置いて一言。ゲオル「ナル君・・・、ウケると思ったんですか?」ナルリス「・・・、あ、フランクフルト1つー。」光「あ、逃げた。」ゲオル「逃げましたね。」 売り子の下に向かったナルリスは顔が赤くなっていて、汗が尋常では無い位に噴出していた。 その時、後続車の2位を争う3台のグループ、⑥番車⑮番車、して⑳番車が喧嘩をするようにひしめき合いながらトンネルを抜け出して走っていく。全車カフェラッテだが、数台纏まるとエンジン音も迫力がある。ぶつかりそうでぶつからない瀬戸際でずっと争っているらしくそろそろ1台が抜け出しそうな様子なのだが結局3台でずっと走っている。 暫くして3位グループが仲良さげな様子で走って来た。車番を出走表の番号と照らし合わせてチームを確認してみると加速やコーナリングの性能がほぼほぼ一緒と言える位に似ていて、ずっと一進一退をずっと繰り返している。よく見たら全車ダンラルタ王国代表らしい。
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3. 「異世界ほのぼの日記」61

-61 昨日の敵は今日の友と言うが- 3位グループの3台は今までずっと共に走っていた為か、いつの間にか絆が生まれていた。④ドライバー「お前ら、大丈夫か?!悪かった!怪我してないか?!」⑫ドライバー「こちらこそ悪い・・・、あそこで俺が無理に妨害していなかったら・・・。⑧番車の野郎は・・・、無・・・。」⑧ドライバー「野郎じゃないわよ、失礼ね。」⑫ドライバー「そうか・・・、悪かった。怪我は無いか?」⑧ドライバー「私は大丈夫、とりあえずレースの邪魔にならない様に端に避けていましょう、奇跡的にも1台が通れる位の空間は空いてるみたいだからレースに問題は無いと思うわ。」⑫ドライバー「とにかく怪我が無かったらそれでいい、レースはまたの機会に参加すればいいさ。とりあえず端に・・・。」 どこかで会話を聞いていたのか実況のカバーサが一言。カバーサ「お2人さん、良い雰囲気ですがレース自体は一時的に予備のルートを使って続行していますのでご心配なく。」⑧ドライバー「そうなの?・・・って、アンタどこで聞いてんのよ!!」 ⑧番車のドライバーに追及されるとカバーサは慌てて胡麻化した。カバーサ「おや、1匹のコッカトリスが車番プレートを両手に持って自らコース飛んでますよ。えっと・・・、こちらは④番車のドライバーさんですか?」④ドライバー「俺は・・・、死んだ⑧番と俺を気遣ってくれた⑫番の為に・・・、それと自分達の為に完走だけでもするんだ・・・!!」⑧ドライバー「失礼ね、私まだ死んでないわよ!!」 ⑧番車のドライバーによる適格なツッコミにより一瞬会場は湧いたがレースの主催者から通達が出たのでカバーサが伝えた。カバーサ「えっと・・・、④番さん・・・、気合には皆が感動していますがお車で走っていませんので事故での失格は取り消されませんよ」④ドライバー「えっ・・・。」カバーサ「だから言ってるでしょ、あなた失格。今すぐコースから立ち退かないと私が自らピー(自粛)しますよ。」④ドライバー「は・・・、はいー・・・。」 ④番車のドライバーは諦めて地上に降り立つと人間の姿に戻ってから徒歩で戻って行った、背中にはとても哀愁を感じるが少し震えてもいた。カバーサ「まぁどう考えても距離的に無理なんですけどね、本人自ら立ち退いて下さったので良しとしましょう。あ、くれぐれも私は脅してませんので
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3. 「異世界ほのぼの日記」62

-62 寡黙なドライバーの過去- レースは50周目に差し掛かろうとしていた、依然トップは⑨番車で車を操る寡黙なドライバーはまだまだペースを上げて最速ラップタイムを更新していった。数年もの間、続いて来たレースだがここまでの記録が出たのは初めてだと言う。⑨監督「おいおい、疲れて来てないか?そろそろピットに入って交代していいんだぞ。」⑨ドライバー「まだ・・・、行ける・・・。と言うか、行きたい・・・。」⑨監督「そうか・・・、お前が良いなら良いが、無理だけはするなよ?」⑨ドライバー「ああ・・・、感謝する・・・。」カバーサ「未だに記録が更新されていきますが、それに連れドライバーさんもがどんどん寡黙になっていきます。」 コースのコツを掴んだのか、彼にとったら現在このレースはただのドライブ感覚となっていた。彼はフルフェイスの顔部分を上げ、傍らに置いていた煙草を燻らせ始めた。⑨監督「お前、このチームに来て今年で3年目だったはずだが大分貫禄が出て来たな。まさかレース中に煙草を吸う程の余裕まであるとは。」⑨ドライバー「ふぅー・・・(煙草)、駄目か?」⑨監督「駄目とは・・・、言わないけどさ。タイヤは平気か?」 ドライバーはタコメーター横のパラメーターにチラリと目をやった。⑨ドライバー「まだ・・・、走れる・・・。すまんが、一人にしてくれ。」⑨監督「ああ・・・、いつでも交代するから言えよ?」⑨ドライバー「分かった・・・。」 ドライバーは短くなった煙草を灰皿に捨てると新たにもう1本煙草を燻らせ始め、1人思い出に更け始めた。カバーサが実況席を通し彼の回想を音声に変えて観客全員に行き渡らせ始めた、ドライバーは気付いてないらしい・・・。⑨ドライバー(回想)「そうか・・・、俺もこのチームに入ってもう3年目か。あの頃の俺はこうやって走っているだなんて想像も付かなかっただろうな。確か異動は急な話だったはず、前は営業3課にいたはずだな・・・。ホント・・・、課長がうるさかったな。一応・・・、このチームがあるから会社に入ったんだが・・・。」課長(回想)「キュルア(⑨ドライバー)!お前は相変わらず役に立たん奴だな!お前だけだぞ、この3課でノルマを達成出来ていないのはよ!何もしない癖に椅子にドカッと座って飯だけはいっちょ前に食いやがってよ、次の異動とボーナスを楽しみにしているんだな
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3. 「異世界ほのぼの日記」63

-63 レースの裏で- レースは70周目に入ろうとしている、トップは未だキュルアが乗る⑨番車。他のチーム車両がピットストップを行っていく中でも彼は依然として行おうとしなかったので差がどんどんとついて行く、ピットスタッフに至っては交代で仮眠を取り出す始末だ。 そんな中、レースコースの周辺を3国の警察が協力して警備を行っていた。ネフェテルサ王国では林田警部が指揮を執り、息子で警部補の利通や刑事のノームこと、冒険者ギルドの受付嬢を兼任するエルフのドーラが参加していた。 コースの一部が併設されている競馬場にパトカーや覆面パトカーを止め警備本部のテントを設置して、林田警部がそこで街中の定点カメラ等の映像とにらめっこしていると1人の巡査が緊張で震えながら近づいて来た。手袋をした右手で1通の手紙を持っている。巡査「警部・・・、あの・・・、よろしいですか?」林田「ど・・・、どうした?顔が蒼ざめているぞ。」巡査「実はと申しますと、警部が乗って来られている覆面パトカーのミラーにこれが・・・。」 巡査から手紙を受け取るとゆっくりと開けて黙読した、切り貼りで作られた脅迫状で、こう書かれていた。-3国のレースコース周辺の各所とネフェテルサ王国にある貝塚学園小分校、そしてバルファイ王国の貝塚学園高等魔学校に爆弾を仕掛けた。最下位がゴールした瞬間に爆発する様に設定してある、解除して欲しければ現金1兆円用意しろ。またこの脅迫状を受けてレースを中止したり、爆弾の事を外部に漏らしたりすると即爆発のスイッチを押す。-林田「爆弾か・・・、しかも3国とはまた面倒な・・・。それにしても貝塚学園か、久々に聞く名前だな。確かネフェテルサの孤児院とバルファイ王国の魔学校がそこに当たると言っていたな。確か転生してくる数年前だったか・・・、あっちの世界で贈収賄の疑いで貝塚財閥の前社長が逮捕される直前に色んな作戦を経て最終的に全権を奪った今の社長夫婦がこっちの世界に転生した時に当時ボロボロになっていた2校を立て直したものらしい。前社長が理事長を務めた貝塚学園高校での独裁政治ぶりが露わになったが故に評判の落ちた学園や財閥を立て直すべく、今の社長が筆頭株主と協力して積極的な教育支援を行い今となってはあっちでもこっちでも文武両道の良好な学園となっていると聞く。確か・・・、貝塚財閥社長兼学園理事長の名前は・・
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3. 「異世界ほのぼの日記」64

-64 この世界の爆弾処理班- 林田の指示を受け、ただちにドーラが連絡を入れるとダンラルタ王国警察から爆弾処理班が派遣され各国に散らばりもうすぐ到着するとの折り返しの連絡があった。 こっちの世界での爆弾処理班といえば重厚な装備を付けた正しく「爆弾のプロ」というイメージがある。 数十分後、軽装の男性が数名警備本部にやって来た。男性「お待たせっした、爆弾処理班っす。」林田「おいおいノーム君、こいつら本当に大丈夫なのか?」ドーラ「大丈夫ですよ、何せ彼らは火のプロですから。上級魔獣と上級の鳥獣人族(ホークマン)の集まりですよ。ここは私達にお任せください、警部は警備の指揮に戻られた方がよろしいかと。」林田「分かった、じゃあ任せるから随時報告を頼むな。」 林田警部はその場を離れ、逃げる様に競馬場周辺の警備隊と巡回し始めた。ダンラルタ王国警察から派遣された爆弾処理班は6名、内2名は上級鳥獣人族(アーク・ホークマン)で火属性に強いレイブン、そして人の姿をしたレッドドラゴンが2名と爆弾探し要因のケルベロスが2名、しつこい様だが全員かなりの軽装だ。 リーダーを務めるレイブンのプニは昔かなりのヤンチャだった為、少しチャラさがあった。プニ「んで、どっから調べます?」利通「プニー、久々だな。取り敢えずこの競馬場から頼むわ。」プニ「利通じゃねぇか、久しぶりだな!魔学校以来か、まさかお前と仕事するとはな。」結愛「プニ、俺達もいるぜ。」プニ「おお!!結愛に光明じゃねえか、結愛のキャラも相変わらず変わらねぇな!!」光明「俺達も捜査に手伝うから宜しくな。全社員一同、捜査に協力するぜ。」プニ「貝塚財閥だったか?えれぇデカい会社だもんな、心強いぜ。」利通「よし、そろそろ始めようぜ。」 テントを出て、ケルベロス達が嗅覚を利用して探し始めた。ケルベロス①「ふんふんふん・・・、さっきからずっと匂ってたけど分かるか?」ケルベロス②「この火薬臭い匂いだろ、お前も感じるか。」プニ「匂いなんて全然しねぇぞ、どっからだよ。」 ケルベロス達の案内で全員が競馬場内のコインロッカーへと向かって行った。南口にあるロッカーの45番、微かにだが確かにカチカチと音がしている。ケルベロス②「これ、開けれるか?」光明「任せろ、こういうのは得意だからな。」プニ「よっ、先生。待ってました。
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3. 「異世界ほのぼの日記」65

-65 ヒーローはすぐそばに- 覆面の男は息を漏らしながら突き付けている小刀をドーラの顔にゆっくりと近づけ始めた。男「俺はゆっくりと嬲っていくのが好きなんだ・・・、無力な馬鹿どもの目の前でお前の顔に1つずつ傷を入れてやる・・・。」ドーラ「あんた・・・、誰を相手にしてるか分かってんの?私みたいなブスを人質にしたって仕方ないのよ。」男「俺はこの状況が好きなだけでお前が誰かなんてどうでも良いんだ・・・。ほらほら・・・、後ちょっとで傷が・・・、ぐはっ。」 小刀が顔まであと2cmとなった瞬間、男が小刀を落とし崩れ落ちた。 男に男性が微量だがスタンガン程度の電力がある雷魔法を喰らわせている。男性「ふっ・・・、間に合ったな・・・。」ドーラ「林・・・、田・・・、いや利通!!怖かった・・・!!」 利通の胸で涙を流すドーラは1人の刑事ではなく女性の顔をしていた。利通「てめぇ・・・、何人の女に手ぇ出してんだよ・・・。」 利通は小刀を持つ男に鋭い眼光を向けた。結愛「社内恋愛ならぬ、署内恋愛?」ドーラ「・・・ってあんた、何彼氏面してんのよ!!」結愛「違うんかい・・・。」ドーラ「いや、利通は正真正銘私の彼氏ですけど?」結愛「何やねん・・・、ってどうでもええわ!!」利通「わ・・・、悪い・・・。だって・・・、大好きなドーラに・・・、刃物が向けられているのを見て・・・、じっとおれんかって・・・。」結愛「何で関西弁やねん・・・、でお前が泣くんかい!!」 結愛がキツめのツッコミを見せた時、利通とドーラの無線機から声がした。林田警部からだ。林田(無線)「えっとな・・・、利通・・・、それとノーム君。君たちが以前から良い雰囲気になっていたのは署内全員が知ってはいたんだがね。そのやりとりの音声を署内の人間全員の無線に送る必要は無かったのでは無いのかな・・・、と私は思うのだよ。しかも貝塚社長の目の前で・・・、ねぇ・・・。」 利通とドーラは無線機のチャンネルを確認した、両方ともの無線機が署員全体への連絡に使う物となっている。 恋人たちは顔を赤くし2人仲良くその場から離れて行った、行き先はどこへやら・・・。 気を取り直して、プニ達は爆弾の処理に戻ろうとしたがその場にまだ男がまだいたのを忘れていた。 ケルベロスの1人が男を背後から取り押さえ、もう1人が懐から手錠を取り出
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3. 「異世界ほのぼの日記」66

-66 一方で- 恋人たちが現場に戻って来たのはプニ達が爆弾を『処理』し終えてから十数分経過してからの事だった。2人は口の周りが不自然に明るく光り表情が少し赤くなっている、髪が少し乱れているのは言うまでもない。プニ「お前ら・・・、ううむ・・・。」 プニは仕事を再開すべきだと気持ちを押し殺した、何をしていたかだなんて正直想像もしたくない。 ただ林田警部が無線の向こうで呆れ顔になってしまっているのは確かだ、幸いケルベロスやレッドドラゴン達は気付いていないらしくその場を何としても納めなくてはと冷静に対処する事にした。 プニの無線機から林田警部の声が聞こえる、どうやら恋人たちは無線機の電源を切っていたらしい。林田(無線)「利通君・・・、そしてノーム君・・・、君らが無線機の電源を切ってまで2人きりになりたい気持ちは私も大人だから分からんでもないが・・・。」ドーラ「そんな・・・、照れるじゃないですか。」林田(無線)「ぶっ・・・。」 ドーラが林田に何をしたかはその場の全員が分からなかったが何かしらの攻撃がなされたらしい、多分ビンタに近い物だろう。取り敢えず林田は偶然を装う事にした、どう頑張ってもドーラが何かをした証拠が見つからないのだ。林田(無線)「失礼・・・。さてと、爆弾の方はどうなっているかね?」ドーラ「お父さ・・・、いや警部、1つがコインロッカーの中に見つかりました。爆弾処理班の方々によるとまだ複数個隠されているかとの事です。」林田(無線)「ノーム君・・・、まさかこの言葉を言う事になるとは思わなかったが、君にお父さんと呼ばれる筋合いは無いよ。取り敢えず見つかった爆弾はどうしたのかね?」利通「えっと・・・。」プニ「見つけた1個は俺達で処理したっす。」ケルベロス①「ただ競馬場内から爆弾の匂いがプンプンしますぜ、林田の旦那。」 相変わらずのキャラを保っているが仕事はしっかりと行っているので文句は言わないでおくことにした、別の者達には日を改めて。 一方、銃刀法違反の現行犯で逮捕した犯人をネフェテルサ王国の警察署に巡査が輸送し、それに合わせ警備本部にいた林田警部が一時的に署に戻り取り調べを行った。犯人によると自分は金で雇われただけだと言う、真犯人からは電話での指示を受けていたが非通知での着信だった為番号は知らないそうだ。そして分かった事がもう1つ、
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2025-03-10
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3. 「異世界ほのぼの日記」67

-67 重い罰- 『丼』な『重い』罰を受ける犯人に林田は柔らかな表情と口調で質問してみた、キツめの口調で聞くと答えづらくなってしまうかも知れない、素直に答えてくれそうな内に聞いてみようと言う作戦だ。林田「どうだ、味は美味いか?知り合いの板前さんに頼んで作って貰ったんだ。俺大好きなんだ、カツ丼と親子丼に牛丼、そしてかき揚げ丼がよ。」 丼にたっぷりの白米が盛られ、上には黒豚のロースカツにネフェテルサ特産の若鶏で出来た親子丼の具材がかけられ横にカラッとサクサクに揚げられた大きなかき揚げと継ぎ足しの出汁で甘辛く煮詰められた牛肉が添えられている。料理の練習に余念のない焼肉屋で働くウェアタイガーのヤンチの特製丼で、お代はいらないからと御厨板長が試食を頼んできたのだ。犯人「こんなご馳走・・・、久々だよ。」林田「それな、本当は俺の昼飯だったんだぞ。」犯人「いいのか?俺、さっきも言ったが金ねえぞ。」林田「良いんだ良いんだ。目の前で腹を空かせている奴がいるとほっとけねぇ性格(たち)でな、許してくれ。それにしてもよっぽど腹減っていたんだな、もう半分も無いじゃんかよ。」犯人「美味すぎてな・・・、俺には勿体ねぇ・・・。死んだ両親に食わせてやりてぇ・・・。」林田「良かったら、お前さんの話を聞かせてくれないか?食べ終わってからで良いからよ。」 犯人は冷めない内にと口にどんどんと運んでいった、急ぎすぎて詰まらせかけている。ただ、まだ満腹感は来ていないみたいで勢いはおさまらない。林田「ははは、急ぐからだろ。今お茶を持ってきてやるから待っとけ。」 林田警部が冷蔵庫から麦茶を持ってきて犯人に1杯与えると、食らいつく様に一気に飲み干した。林田「少し気になったんだが、お前さん。この世界の奴では無いな?」犯人「ああ・・・、確かにそうだが何故分かった?」林田「俺と同じ匂いがしたんだよ、今更だが名前は?」犯人「梶岡だ・・・、梶岡浩章(かじおかひろあき)。」林田「梶岡か、実は俺も転生者なんだ。お前さんも俺と同じだから、日本の味を美味そうに食ってるんだな。」梶岡「いや・・・、実は日本での記憶は全く無くてな。」林田「良かったら聞かせてくれるか。」梶岡「長くなるぞ、レースを見なくて良いのか?」林田「後で何とでもするさ。」梶岡「ん?まぁ・・・、良いか。これは数年前、ここに俺を転
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3. 「異世界ほのぼの日記」68

-68 協力と反抗- 羽田は警備隊に混ざり捜査を続けつつ、黒服に指示を出し魔学校の入学センターの担当者に取り調べを行う事にした。その前に、結愛の指示で当時の入学者リストをコピーし入念にチェックしていった。勿論、梶岡の名前は無い。首席入学者は「リラン・クァーデン」と書かれている。黒服からその事を聞くと羽田はすぐに結愛と林田に無線で伝えた、林田は驚きを隠せない。林田(無線)「クァーデンですって?!確かにそう書かれていたのですか?!」結愛(無線)「警部さん、何かご存知なのですか?」林田(無線)「ええ・・・、悪名高い事で有名でしてね。名誉の為なら何でもしでかすダンラルタ王国の貴族ですよ。少し私に時間を頂けませんか?」 林田は電話を取り出し、ある所に事情を話し始めた。電話の向こうの男性は快諾し、梶岡と話してくれると言った。男性(電話)「梶岡さんでしたか?私で宜しければ力になりましょう、お話をお聞かせ願えますか?」 梶岡は林田に話した自らの歴史を男性に話した、電話の向こうで男性は涙を流している。男性(電話)「そうですか・・・、大変でしたね。私にお任せ下さい、魔学校とクァーデン家に問い合わせてみましょう。」梶岡「あの・・・、貴方は?」男性(電話)「ダンラルタで八百屋を経営している者でして、知り合いが多いのです。」 林田は笑いを堪えた、有名な某時代劇で聞いた事のある様なフレーズだからだ。 数分後、警察署に来た羽田に梶岡を紹介して一緒に魔学校を調べる様に伝えた。羽田達がその場を離れると林田は男性に電話を掛けなおした。林田「国王様、宜しいのですか?あんな嘘をついて。」デカルト(電話)「構いませんよ、国王だと言うと身構えて話し辛くなってしまうでしょう。現にあなたもそうですから。」林田「はい?」 林田は以前飲み比べをした時にデカルトと連絡先を交換していたのだった。その時、自分達はもう友人なので気兼ねなく話してくれと言われていたのだ。林田「そうだな、デカルト。すまない、ただ他の人の前だったから許しておくれ。」デカルト(電話)「ひどい奴だな、忘れたのかと思ったぜ。」林田「とにかく頼むわ、一大事かも知れん。」デカルト(電話)「分かった、ただ俺は立場上レース会場を離れる訳にはいかんから軍の者に頼んでみるよ。」 今行われている伝統のレースは3国の国王が主催
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