あのバーにはジョージ夫人もよく通っていた。ただ最近はジェイソンという恋人ができ、まさに愛が盛り上がっている最中で、しばらく顔を出していなかった。 一方、リチャードは最近来たばかりで、ジョージ夫人は彼のことを知らなかった。リチャード:「夫人のお考えに従います」 ジョージ夫人:「?」 彼女は心の中で思った――「恋人がいるんじゃなかったの?それなのにこんなに素直なの?」 「じゃあ、はっきり言うわ。私はあなたが気に入ったから、パトロンになりたいと思ってるの。どう?」 リチャードはつい頷き、「それは光栄です」 ジョージ夫人:「???」 「本当?」 「もちろんです」 「まさか人違い?」とジョージ夫人は疑った。 彼女は写真を取り出して確認する。 間違いない。 「これが契約書。確認して」ジョージ夫人は準備していた契約書をテーブルに置き、すぐにサインできる状態にしていた。 リチャードは近づき、じっくりと中身を確認する。 それはパトロン契約だった。 契約を結べば、リチャードはまず5万ドルを受け取り、以後毎月5万から10万ドルの支給と小さなプレゼントがある。さらに契約終了時には追加で5万ドルが手に入るという内容だった。 契約条件を見て、リチャードの目は輝きを放ち、頭の中ではすでに歓喜の嵐だった。 ジョージ夫人に数か月養われれば、大金持ちになれる!ジョージ夫人は紅い唇に微笑を浮かべ、リチャードに目を向けた。「先に言っておくけど、私は独占欲が強いの。契約期間中に他の女性と関係を持ったら、あなたに与えたお金と物は全て回収するわ。それだけじゃない、違約金として100万ドルも支払ってもらう」 リチャードはきっぱりと約束した。「分かりました。絶対に問題は起こしません」 「よし、じゃあ契約を結びましょう。まずは1か月の契約。この1か月間、あなたは私の彼氏だよ」 「了解しました!」 リチャードは湧き上がる興奮を必死に抑えようとしたが、笑みを隠しきれなかった。 彼は席につき、契約書に名前、情報、そして自分の銀行口座番号を書き込んだ。 ジョージ夫人は契約書を確認し、満足そうに微笑んだ。「いいわね。5万ドルはすぐに振り込まれるわ。今から服を買いに行って、もっと見栄え
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