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第19話

東田智子はますます恐れを感じ、震えながら言った

「伊吹さん、あなたは上司として命令するわ。私のことは気にせず、一人で切り抜けろう。そうすればまだ生きる可能性があるかもしれない」

伊吹嵐は一言も言わず。すぐに東田智子の腰を抱き込み、抱えて肩に乗せ、にやりと笑いながら言った。

「めちゃくちゃな命令は、従わないです」

彼の手は、彼女のセクシーな黒ストが覆う大腿をしっかりと押さえた。

彼の荒々しい手が、彼女の柔らかく滑らかな肌を撫で、さらには彼女の丸い尻もつまみ上げた。

東田智子は瞬時に顔を真っ赤にして、電撃を受けたかのように身体が振り、数回後、諦めた。

彼女は怒って言った。

「油断ならないことを言わないで。今すぐ行かないと、あなたをクビにするわ」

「クビにされても、あなたを連れ出します」

伊吹嵐は断固として言った。

東田智子は一瞬驚いたが、すぐに涙を流し、「ありがとう…伊吹君、ありがとう」

伊吹嵐はその場で呆然として、自分の知る氷山のような女が泣くなんて考えられない!

その様子を見た上野浩志はすぐに激怒した。

「お前、こんなへなちょこに好き勝手に触らせたのに、俺に触らせない。顔を立てないなんて!まずは伊吹嵐を殺せ!この女は好きにしていいぞ」

「はい」

上野浩志の部下たちはそれを聞いて目を輝かせ、欲情を起こしながら東田智子に向かって凶暴に襲い掛かった。

しかし、彼らが一歩近づいた瞬間、彼らの頭は爆発し、脳みそと血が飛び散った!

伊吹嵐は目を上げて冷たく言った。

「うるさい、わかるの?」

バンバンバン!

次々に襲い掛かる上野浩志の部下たちが、伊吹嵐のすぐ近くで頭を撃ち抜かれ、血と肉が飛び散った。

東田智子は呆然とした。こんなに速い拳だなんて!

動きが見えないほどだ。

それに驚いた周囲の人々は急いで後退し、口々に言った。

「この少年は人間なのか幽霊なのか?」

上野浩志は額に青筋を浮かんだ。

「役立たず。こんな未技に困るんじゃない!角木、彼を殺しにいけ」

瞬く間に、2メートルの巨漢が立ちはだかり、顔には恐ろしい傷跡を持ち、伊吹嵐を見下ろして言った。

「お前の動きを見るに、兵士だったのか?普通の人々の前で、まあまあ威張れるかもしれない。

「残念だが、俺に会ってしまった。俺は特殊部隊で20年以上の兵王だった。あだ名は鷹だ。俺
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