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第7話

朝起きて、私は丁寧に朝食を準備した。

バナナ餅、朝食パン、漬物と春筍の包子、かぼちゃ餅、サンドイッチの盛り合わせ、クルミとナツメの粥、さつまいもとトウモロコシの粥など、すべて哲也が好きな朝食だ。

彼はあんなに「苦労」して、あんなに「賢い」から、もちろん彼をねぎらわなければならない。

「ん?なんでこんなにたくさん作ったんだ?」

哲也は歯を磨いた後、朝食を見て、ぼんやりと私を見つめた。

「多めに作ったんだ。残りは静香に持たせる」と、私は小声で説明した。

哲也は何も言わず、座って大いに食べ始めた。

私はスプーンを手に取って言った。「クルミとナツメの粥にする?それともさつまいもとトウモロコシの粥にする?」

「さつまいもとトウモロコシの粥、砂糖を多めにして」

哲也はカボチャ餅を食べながら、スマホを開いてメッセージを確認した。

さつまいもとトウモロコシの粥を一杯盛り、少し砂糖を加え、ついでに事前に用意しておいた下剤も混ぜた。

すると、私は微笑みを浮かべて、一杯のさつまいもとトウモロコシの粥を彼の前に置いた。

数分後、彼は食べ終わり、「もう一杯、頼む」と言った。

「はい」

私はたくさん準備しているので、彼にもう一杯のお粥をよそい、少しの砂糖を加え、ついでに2さじの下剤も入れた。

彼の前に置かれると、彼は再びゴクゴクと食べながら、「本当に言うことないね、このお粥は本当にうまい!」と褒めた。

これは私が聞いた中でほんのわずかな褒め言葉だった。私は笑顔で尋ねた。「もっといる?」

「うん、じゃあ半分をもう一杯お願い。あれ、なんだかお腹が痛いな」

すると、哲也はお腹を抱え、腰を曲げて、苦しそうな顔でトイレに向かって歩いていった。

私は彼が去るのを見て、彼が使ったお椀を持って洗面所に入り、きれいに洗った。

使い切っていない下剤もついでにきれいに片付けた。

「春香、なんかおかしいよ、早く来て!」

数分後、哲也はトイレで助けを求めた。「これおかしいよ、下痢が止まらない……」

私は前に歩き出し、鼻を押さえながら言った。「何を食べたんだ?」

「朝起きたら暑くて、冷たい飲み物を飲んだら、くそ、止まらない……お腹が痛いだけじゃなくて、頭もクラクラする……」

哲也は苦しそうに息を吐き出しながら言った。「下痢が一番怖いんだ、下痢になったら点滴しなきゃならない。お前も食べるな、早く病院に連れて行ってくれ…」

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