共有

第 0325 話

「タイムシティーというプロジェクトでデザイナーの仕事。設計料は4億円で、出勤は必要ないし、会議も私の都合に合わせて行えるし。さらに給料も前払いできるの」

「へえ…」中村悦織は息を吹き返した。やっと落ち着いてきた彼女は最初の言葉は「あんた馬鹿なの?こんなじわる仕事なんて考えずに受け入れればいいじゃん。こんなに気前がよいボスは誰かな…タイムシティー、タイムシティー」と二度繰り返し、瀬川秋辞を見つめて悪ふざけをしながら目を細めて言った。「これは根本氏のプロジェクトじゃない?根本煜城さんがあなたに頼んだでしょう?」

「設計料が高すぎるの?」

瀬川秋辞はその業界に詳しくないので、もし本当に高すぎるなら行
ロックされたチャプター
この本をアプリで読み続ける

関連チャプター

最新チャプター

DMCA.com Protection Status