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第 0462 話

著者: 水原信
last update 最終更新日: 2024-11-11 18:00:01
海咲と葉野紫は腕を組んで歩いていた。

今の紫はかなり怒っていて、すでに州平を百回も罵っている状態だ。

「おばさん、私がそばにいるから、寂しくなんかないよ」と海咲が言うと、

「ほんとよね。あの時なんで息子なんか欲しかったのかしら。やっぱり娘の方がよかったわ。娘は『心の小さな綿入れ』って言うけど、うちの州平はうちの家系唯一の男の子なのに、気をもむようなことばかりして、今や私のことなんて認めてもいない」と紫は突っ込んで、もう血圧が上がりそうだ。

海咲はなんとか紫をなだめようと、「もしかしたら州平にも何か言えない事情があるのかもしれないよ?」と提案した。

「言えない事情だなんてあるもんか!」と、紫は怒
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