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第 0317 話

Author: 水原信
海咲は一字一句、美音を徹底的に非難した。

美音の顔色は極度に悪化し、怒りが燃え上がっていたが、理性が彼女に冷静さを保つよう促した。

「喜んでいる必要はないわ。州平さんはあなたのことを公に認めたことはないし、むしろ私を守っているのよ」美音は果物ナイフを手に取った。

「温井さん、今教えてもらえますか?どうやって野菜を切るのか」

海咲は眉をひそめ、美音を一瞥したが、ナイフを受け取らなかった。

「私はもう少し耐性がないから、お手伝いさんが淡路さんに教えてあげて」

美音の顔は一層冷たくなった。

海咲は彼女の持っていたナイフも受け取らず、教えることを拒否した。

彼女の計画が思うように進まないことに気づいた
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