第 0182 話

「どうして心配しないでいられるの？ 入院しているんですから。前回も怖かったのに、また私を心配させるなんて！」美音は涙を流しながら言った。

「君が病床にいるのを見るのは耐えられない。撮影なんてどうでもいい。君のそばにいたいから、撮影を辞める覚悟もできてる」

彼女の言葉を聞いて、州平は以前重傷を負ったときのことを思い出した。命の危険があったその時、美音が彼を救ってくれた。

州平は彼女に答えた。「そんなことは二度と起こらない」

美音はなおも不安でいっぱいで、涙を浮かべた目で彼を見つめて言った。「以前、君は私に約束したわよ。私を悲しませたくないなら、自分を傷つけないと。自分の身体で私を罰しないで！」