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第6話

山本拓郎は老人ホームでうまく暮らしを営んでいて、もう私に連絡もとらなくなった。今度、山本拓郎は少し落ち着いて過ごせると思っていた。

しかし、私は彼を過大評価した。山本拓郎の足はまだ完全に回復せず、杖をたよりに歩けるようになったばかりで、また問題を起こした。

多分老人ホームで幸せに生活したから、山本拓郎も老人ホームを開きたくなり、私に資金を集めるために来た。

山本拓郎は私が老人ホームの法人になり、おじいちゃんが残した家を引き当てにして大額のローンを申請して、高級老人ホームを建設するように頼んだ。

最初はまだ山本拓郎の本意を分からなかったが、彼が詳しく話したら、私はようやく理解した。

実際には、自分で老人ホームを開き、自分でいわゆる名医を雇って、自分で薬を作って高値で老人ホームのお年寄りに売るということだ。

さらにいくつかの投資商品を売って、老人ホームの高齢者に売る。このように一年間だけで、大金を稼ぐはずだ。

その時に少し恩恵をお年寄りに与え、自社の老人ホームだから、万が一露見されても証拠を即座に消去できる。

言わば、山本拓郎は悪事をする上で非常に経済的な頭脳を持っており、この莫大な利益を前に、普通の人なら即座に同意するはずだ。

しかし私は違う。私は道徳のある人で、自分はやらないし、山本拓郎にやらせることもできない。

「姉、聞いてくれ。さっき私が分析したように、これは確実に利益を得られる取引だ」

「今は全ての準備は整っているけど、最初の資金が足りないのだ。一旦軌道に乗れば、お金を稼ぐのは当然だろう」

「どうせ、旦那さんの家はそこに置いてあるだけで、元を取ったら、すぐに家を取り戻すと約束する」

山本拓郎は信じ込みぬきで話し、同意しないと多大な損失をするかのように見える。

私は山本拓郎に答えるつもりはなかったが、直接に拒否するつもりもなかった。私はより効果的な方法で、一度に山本拓郎を圧倒するつもりだった。

息子と私の計画を話した後、彼は友達を頼んで高利貸しを探し、私たちと協力した。

私は、これは彼が本格的にことをやろうと聞いた後、息子が与えた試練で、特に人を探して投資を与えるように山本拓郎と言いわせた。

山本拓郎を騙って大額の高利貸しの契約に署名させた。

山本拓郎は老人ホームに住んだ経験をまとめて、まもなく小規模の老人ホームを建設した。

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