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第3話

2日ほどしか落ち着いていなかったが、山本拓郎というこの爺さんはまた恥を知らずに振舞い出した。

朝早く、私は病院に行って意識不明の体とおばあちゃんを見に行こうとしたところ、階下でいつものようにいじけた山本拓郎を見つけた。

家族に発見されるのを恐れるか、それとも山本拓郎本当にこんなに臆病なのか、いつもおばあちゃんと会う時、山本拓郎はこのようにいじけた姿を見せた。いずれにせよ、隠れた悪事を企てているようだ。

「ハニー、数日間会っていないね、本当に恋しくてたまらない」

私は階下のドアを出たばかりで、まだ反応の暇もなく、山本拓郎に抱きしめられた。

「あっ」

腐ったご飯とアルコールの臭いが漂ってきた。我慢ができずに吐き気を催した。

山本拓郎はそれに気づかず、恥ずかしさも感じず、恋しさを語り続けた。

この爺さんは用事がないなら来ないから、今日来たらきっと何か悪い企みを持ったに違いない。

「ハニー、今日大きな良きお話があるよ」

「最近私の親友は家をもって高齢者ケアという新プロジェクトで大金を稼ぎ、またそのお金で新しい家を買って、お金はさらに何倍も増えた」

「ハニーには旦那さんから預かった家があるよね。どうだろうか」

やはり、山本拓郎はおじいちゃんからおばあちゃんに預かった家を念頭に置いている。

「家をもって高齢者ケアって、何なのか」これはまたどのような新しい詐欺手段かな。

「あら、ハニー、それはお宅を引き当てにして、お金を借りる。そして、そのお金を投資商品に使って、利益はかなり多くなるよ」

「しかも、この家は自身の使用を妨げなくて、自宅で住むのか、貸し出すのかとも構わない」

「これは簡単にお金を手に入れるじゃないか。ハニー、機会が一度しかない、早く決めないと私の親友はこのプロジェクトで十分の利益を得て手を引く」

ここまで聞くと私はすぐに分かった。お宅を引き当てにしてお金を借りた後、一旦投資商品に問題が出たら、または資金チェーンが絶ち、損失は少しではない。

最終的にお金を稼がなくて、家も引き当てにして、家も財もなくなる結果になるかもしれない。

そして山本拓郎は仲介者として大金の利益を得ることができる、本当にいい計算だ。

山本拓郎は私が黙っているのを見て、まだ迷っていると思った。

「ハニー、私たちはどのような関係で、あなたを騙るだろうか」

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