恩知らずの娘に「ババア」と罵られた
結婚40年の夫が初恋相手と浴槽でふざけていたとき、感電事故が起きた。
でも、私はただの年老いた主婦で、家事しかできない。もし夫がいなくなったら、私の人生はもう終わりだ……
慌てて娘に電話をかけた。「絢菜、お父さんと美佳おばさんが感電しそうなのよ……」
すると、電話の向こうから冷たい声が聞こえてきた。「お母さん、本当にそんな気持ち悪いこと言わないでよ!いったい何がしたいの?
お父さんと美佳おばさんは何もやましいことなんてしてないのに、どうしてそんなふうに言うの?こんなことじゃ、海翔君も会社で居場所がなくなっちゃうよ!」
私が何か言おうとする間もなく、電話は切られ、何度かけても電源が切られていた。
浴槽の中では、裸で抱き合ったまま気を失っている夫と高橋美佳。どうしたらいいのか分からなくて、ただ呆然とその場に立ち尽くしていた。
あなたがいなくなったら、私はどうすればいいの?
家事以外何もできない私が、あの巨大な佐藤グループを引き継ぐなんて……考えただけで胸が苦しくて、眠れなくなりそうだった……
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