最初、私は自分がこの道に閉じ込められていることに気づいただけだった。毎日が繰り返され、同じ日々が続いていく。この道にある草木の一つ一つを何度も探り、その埃さえも知り尽くしていた。手がかりを見つけようとしたが、何も得られず、日々の反復が自分の唯一の進展だった。ここに閉じ込められた日数はすでに記憶から消え去っている。数日だったのか?数十日だったのか?それとももっと長いのか?記憶のない私は、時間の意味も目的もわからなかった。ただ、頭の中に一つの設定されたような目標だけが残っていた――弟を探すこと。ついに、繰り返される無力感と絶望に耐えきれなくなり、自殺してみようと思った。もしかしたら、死ねばこの無意味な日々も終わるのではないかと。もし自殺が痛くて耐えられなかったら、その時はやめればいい。この道のゴミ箱を漁って、プラスチック袋をいくつか見つけ、固く結ばれた結び目を解いてつなげた。木に吊るための縄を作り、もし耐えられなかったら袋を破れば助かるだろうと思った。死ぬことを決めてから一時間が経った。縄はまだ首にかかっていない。死んだことがないから、まずは心の準備が必要だ。震える首を輪の中に入れ、深呼吸を何度か繰り返し、目を閉じて、足を蹴り出した。死は確かに苦しかった。息が詰まり、喉がごろごろと音を立て、かすれた声が漏れる。痛みと無力感、酸欠で萎えた感覚が私を恐怖に追いやった。ゆっくりと目を閉じた。これで終わりだ、すべてが終わりだ。朝陽が昇り始める早朝、陽光が高さわずか五階建ての、古くて赤茶色のレンガで覆われた団地に差し込んでいた。私はまた、この場所に戻ってきた。死でさえ私をここから連れ去ることはできないらしい。まるで「トゥルーマン・ショー」のように、繰り返し、終わりなく繰り返される。もしかしたら誰かが私を監視しているのかもしれない。それ以来、私は何度も死を試みた。もし死ねば、この短い輪廻から解放されるかもしれないから。毎日、私の記憶の始まりは、いつもこの東から西へ続く小道で目を覚ますところから始まる。見渡すと、道は蛇行し、長さは20~30メートルほど。左手には住宅が直接道路に面している。左前方の少し先から、犬の鳴き声が聞こえてくる。その音は左手の建物に遮られてかすかに響いている。中央には古びたコンクリートの
最終更新日 : 2024-12-05 続きを読む