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第4話

私はそれでもこの件に疑念を抱いていた。友人の高橋菜月に話してみたが、彼女はただ笑って手を振った。

彼女は私の頭を軽く叩いて言った。「珠美、何をそんなに疑ってるのよ?あんなに良くしてくれてるんだから、もう少し感謝しなさいよ」

でも、心は依然としてざわざわしていた。

私は頑なに菜月を連れて、近所のマッサージ店を探し回り、ついに「外国人マッサージ店」という看板を見つけた。

「ほら、言った通りでしょ?信じないなんて。私だったら、こんな素敵な夫とお義母さんがいるなら、夢の中でも笑っちゃうわ!」

その言葉で心の中にあった疑念の雲をほとんど消してくれた。だが、あの日私を見つめたあの目が、どうしても頭から離れず、不安で仕方なかった。

「珠美も試してみない?外国人のマッサージは力が強くて、筋肉の疲れが取れるわよ」と、菜月が突然興味津々で提案してきた。

私はすぐに抵抗感が湧いてきて、慌てて手を振った。「いや、ちょっと慣れなくて......」

そうは言ったものの、涼介と結婚してから以前のデザイナーの仕事を辞め、専業主婦として家庭を守ってきた。

毎日の家事が重くのしかかり、腰や背中がしょっちゅう痛くなってしまう。

もしジョージが担当じゃなければ、マッサージを受けてみてもいいかな、と思った。

その日は家事で一日中忙しく、夜にはベッドに倒れ込むようにしていた。もしかしたらお義母さんや菜月が言っていた外国人マッサージ師は本当に良いかもしれない、なんて考えがよぎった。

いや、何を考えているんだろう。

そう思い悩んでいると、突然、強烈な男性の気配が私を包み込んだ!

大きな手が私の腰に触れた瞬間、思わず声を漏らしてしまい、びっくりして起き上がろうとした。

「動かないで、佐藤さん」

振り返ると、なんとジョージがいた!

手は彼の筋肉隆々の腕に簡単に押さえつけられ、恐怖で心臓がバクバクし始めた。彼の力が強すぎて、抵抗することができなかった。

しかし、彼は背中をマッサージするだけだった。その巧みな手つきに、私は次第に抵抗を諦めた。

マッサージしながら彼は「お母さんが、佐藤さんが毎日疲れているのを心配して、特別に僕を呼んだんです」と言った。

その言葉に、温かい気持ちになった。お義母さんは私のことをこんなにも気遣ってくれていたのに、ずっと彼女を疑っていたなんて......

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