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第7話

凜音が幼稚園にいる限り、私は娘を転校させようと思っていた。

でも、彼女は友達がいなくなるのが寂しいと言った。

仕方なく、警報機能付きの新しいキッズウォッチを娘につけさせて、学校に通わせることにした。

しかし、すぐに娘の様子がおかしいことに気づいた。

まず、家に帰ると口数が少なくなった。次に、描く絵に暗い色合いが増えてきた。

結局、私は娘を精神科に連れて行った。

診断後、医師は私を呼び寄せ、尋ねた。

「彼女は学校で孤立しているようです。それに、大人が誘導している可能性が高いですね。

先生との関係がうまくいっていないのでしょうか?」

その瞬間、私はすべてを理解した。

娘の治療を手配した後、すぐに幼稚園へ向かった。

到着すると、小林先生は鼻を膨らませて言った。

「来てくれたのね。お宅の娘はダンスの授業で他の子をいじめた。そんな悪い子は必要ない。退学にします……」

「私の娘がどうやって他の子をいじめたっていうんです?教えてください、面白そうです」

小林先生は私の言葉に言葉を詰まらせ、指を突きつけた。

「本当に理解不能だね。お前のような親が育てるから、子供も悪くなるんだよ!」

私は笑った。

「証拠がないのに、ただ娘を中傷しているだけですね」

「ふん、とにかくお前の娘は退学になった。後悔するといい。こんな子供がどこで受け入れられるか知らないけど」

私は娘の抑鬱症の診断結果を取り出し、小林先生の頭に叩きつけた。

「自分で見てみろ。お前のような賄賂を受け取る教師が、娘をいじめの対象にして、彼女を病気にさせたんだ。

私は訴えて、全ての医療費を請求し、お前の悪事を暴露する!」

小林先生は慌てた。

「それはお前の娘自身が精神的に弱いだけだよ。私とは関係ない」

「それを審判長や警察に説明してください。凛音の父親があなたをどれだけ助けてくれるか、見せてもらおうじゃないですか」

そう言って私は踵を返して歩き出した。

彼女は後ろから罵倒した。

「月香のママ、あなた自身の評判が悪くて、娘が他の子供たちから孤立したのを先生のせいにするなんて。

娘の抑鬱症も、あなたが売春婦として働いていることによるストレスでしょう。早く正しい道に戻ることをお勧めするわ!」

他の保護者が娘を迎えに来たので、小さな声で囁き合っていた。

「月香のママはそんな人だっ
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