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第 0782 話

Penulis: 水原信
少年が言った。

「俺についてこい、もっと早く歩け。この森には毒蛇がいるんだぞ」

「わかった」

海咲は気を抜くことなく、慎重に歩みを進めた。彼と一緒に森を抜けるまで、少なくとも1時間以上はかかっただろう。少年の言った通り、森を出るとほど近い場所に村があった。

その村は、先ほど海咲が目にした荒れた土地とは違っていた。村の家々はみな土造りではあったが、鶏やアヒルが走り回り、小さな菜園も整備されている。さらに、家の前では物売りが車を停めて商品を売っている姿も見られた。

少年は海咲を連れてその村へと向かった。村の住人と何か交渉しているようだったが、その言葉は海咲には全く理解できなかった。しばらくすると少
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