第 0222 話

おじさんを殺した犯人がいなくなり、もう調査や証拠収集の必要はなくなった。

これで一段落となった。

「淡路さん、証言の録音は終わりました。早く怪我の手当てをしてください」と警察が勧めた。

アシスタントは言った。「美音さんは本当にいい人すぎます。自分が傷を負っているのに、病院に行かずにまず警察署で用事を済ませようとしているんです」

美音は目が赤く、顔色も非常に疲れていた。「もう済んだことだから、行きましょう。病院に行きましょう」

アシスタントが美音を支えながら歩いた。彼女はとても弱っていたが、それでも体を支え続けた。

ちょうどそのとき、海咲に出くわした。

美音は海咲を見て言った。「こんなところで会