Sunshine In The Rain

Sunshine In The Rain

last updateHuling Na-update : 2024-09-23
By:  NicaPantasiaKumpleto
Language: Filipino
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“In the world full of chaos, two hearts meet.” Dr. Elio Sierra's life falls apart after his wife dies giving birth to their twins. Consumed by grief, he withdraws from his children and career. Desperate to help, his cousin hires Veronikka, a compassionate nurse who eerily resembles Elio's late wife, to care for the twins. Veronikka's presence and nurturing nature slowly break through Elio's emotional barriers, forcing him to confront his pain and begin healing. Will they maintain their professionalism, or will they cross boundaries just to be each other's sunshine in the rain?

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Kabanata 1

1 - Meeting Again

6月10日。

4回目の結婚記念日。

そして——

私が、あと1年で離婚しよう。そう、決めた日。

本当なら、こんな日になるはずじゃなかった。

少なくとも、4年前の私はそう思っていた。

その日の午後6時にちょうどなった。

さっきから、時計が次の針に進むのを見つめては。

帰ってこない夫への諦めが募り。ため息が溢れた。

私東郷綾香(とうごうあやか)はテーブルの上にまだ湯気の立つ料理を並べる。

壁の時計をもう見たくなかった。さっきから、穴が開くほど見つめている。

夫である東郷優(とうごうゆう)の帰宅予定は、7時だったはず。

もう、1時間前なのに。連絡は、全く取れずにいた。

まだ、遅くない。

——期待なんて、していない。

そう思いながらも、手は勝手に動いていた。

少しだけ良いワインを開けて。

優が好きだった、2年前くらいまではよく行っていたレストランの再現レシピを作って。

花屋で小さな白い花束まで買った。

馬鹿みたいだ。でも、そうでもしないと結婚の意味がないと自分に言い聞かせて。

無心で、優が帰ってくる準備をしたのだ。

三年前には、もうわかっていたのに。

結婚記念日なんて、私たちに意味はない。

スマホを手に取る。

『今日は何時頃帰れそう?』

送信。

既読。

それだけ。

さっきから同じようなメッセージを繰り返し送っている。

返信は、来ない。

まあ、いつものことだ。

胸が痛むほどではない。

もう慣れた。

慣れてしまった。

それが一番、嫌だった。

そのまま待っていると。時は既に8時を回った。

料理は冷え始めていた。

ワインもぬるい。

メッセージは、既読のまま。

ため息を吐きながらスマホを開く。

何気なく流れたSNS。

そして。

指が止まった。

『今年もありがとう♡』

投稿者は、白川咲子(しらかわさきこ)。

——優の初恋の人だ。

そして....今も続いている恋人。

写真に顔は写っていない。

けれど。

映り込んだ腕時計を見た瞬間、呼吸が止まる。

見間違えるはずがない。

結婚祝いに私が贈った時計だった。

胸が、すうっと冷える。

ああ。

今日も、そっちなんだ。

結婚記念日よりも。

大切な愛人との時間を選んだんだ。

….知っていた。

ずっと、わかっていたはずだった。

優が咲子を切る気なんて、一度もなかったこと。

この結婚が、父親同士の事情から始まった“期限付きの契約”だってことも。

最初に言われた。

「誤解しないでほしい」

「咲子との関係は終わらない」

「結婚は五年だけ」

「お互い、割り切ろう」

それでも。

私は好きだった。

頭が良くて。

堂々としていて。

完璧な見た目で。

どこか冷たいけれども、温かい面もある優が。

いつか、少しだけでも。

私のことを見てくれるんじゃないかと。

四年間、馬鹿みたいに期待してしまった。

10時半を過ぎた頃。

玄関のロック音がした。

遅かった。

けれど、帰ってきた。

立ち上がった瞬間。

身体が凍りつく。

「ただいま」

その隣には、当たり前のように彼女がいた。

「こんばんは、綾香さん」

咲子だった。

まるで自分の家みたいな顔で、笑っている。

綺麗だった。可憐、を絵に描いたような人。

私とは、正反対のタイプ。

昔から何も変わらない。

優が、ずっと好きな女。

「……なんで」

喉が、うまく動かない。

優はネクタイを緩めながら、当然みたいに言った。

「咲子が終電逃したら困るし、今日も泊まらせる」

一瞬、意味がわからなかった。

今日は、結婚記念日だ。

私たちの、形だけでも記念日のはずで。

なのに、堂々と愛人を連れて帰ってくる?

しかも。泊まらせるって?

「……今日」

声が震える。

「今日、結婚記念日なんだけど」

優は少しだけ眉を上げた。

本当に、不思議そうに。

「だから?」

空気が止まる。

咲子が小さく笑った。

「あ、ごめんね。気を遣わせちゃった?」

悪気なんてない顔で。

「優、あの台湾で買った紅茶ある?」

——あの、紅茶。

胸の奥が、小さな痛みで痺れた。

私も知らない。

この家にある“いつもの”。

優は迷いなく棚を開ける。

「これ?」

「そう、それ」

自然だった。

あまりにも自然に咲子と優は2人で家にいるのが、馴染んでいて。

4年間の私なんて、まるで存在しないみたいに。

気づけば笑っていた。

笑うしかなかった。

「……すごいね」

声が、自分のものじゃない。

「結婚記念日に.....愛人連れて帰るんだ」

一瞬、空気が凍る。

けれど。

優は少し困った顔をしただけだった。

怒るでもなく。

悪びれるでもなく。

ただ、本気で理解できない顔。

「最初に言ったよね?」

静かな声。

「これは期間限定の結婚なんだからさ」

「俺、咲子と別れるなんて言ってないし、責められる筋合いもない」

「綾香に。変な期待させた覚えもない」

「プロジェクトも。終わるまで後半年かからないくらいの見込みだし」

その瞬間。

何かが、ぷつんと切れた。

あ、そっか。

この人は....私の夫であるはずのこの男は。

最初から、一度も私を妻だと思ってなかったんだ。

私はただ、都合のいい“体裁”だった。

肩書きの綺麗な妻。

それだけ。本当にそれだけで。

….改めて心の中で言語化すればするほど。

ひどく惨めだった。

「ごめん、私」

静かにバッグを掴む。

「少し、外に行ってくる」

優は一瞬だけこちらを見る。

でも、止めないし気にもしてない様子。

「遅くなりすぎるようなら連絡して」

それだけだった。

まるで、どうでもいいみたいに。

玄関を閉めた瞬間。

初めて、涙が出た。

悔しかった。こんな扱いを、当たり前に受け入れていることが。

でも一番辛かったのは。

——まだほんの少しだけ、期待していた自分だった。

スマホが震える。

親友のみかからのメッセージ。

『生きてる?』

『今日どうだった?』

少し迷ってから。

綾香は返した。

『最悪。』

『今から会えない?』

数分後。

『青山駅前のカフェいる。おいで。』

迷わず、私は鞄を掴んで家を出てみかの元に向かうことにした。

家を出た瞬間。

誰も追ってこない自分の背中に感じた孤独と。

結婚記念日にひとりという事実と寂しさに、涙が溢れた。

年々、意味を持たなくなっていた結婚記念日。

それでも、今日ほどこの結婚の無意味さを実感する日はなかった。

間違いなく、今日は私の結婚生活の中で一番最悪な日。

だけど、この日家を出てみかに会いに行くと決めたことが。

夫である優との結婚生活を終わらせるきっかけとなり。

優が、私に向き合い始めて。

執着と言えるほどに。私を追い求める、最初の一歩になるなんて。

その時の私は、想像すらしていなかった。

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ArtofPollyanna
ArtofPollyanna
Support! Highly recommend ...
2026-03-27 15:45:43
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Athena Beatrice
Athena Beatrice
Recommended! 🫶🏻🫶🏻
2024-12-25 23:30:17
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1
Moonlighty_Jaaa
Moonlighty_Jaaa
Ackkk, recommendefd^^
2024-09-11 19:13:07
1
0
NicaPantasia
NicaPantasia
thank you sa pagbabasa!
2024-08-19 12:02:19
2
0
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