家に帰った友香は何もせず、そのままベッドに横たわり、カードとあの指輪を抱きしめながら、黙って涙を流していた。そのままの状態で、彼女は戸村から送られてきた一通の手紙を受け取るまで動かなかった。最初、彼女はドアの前に置かれた花束とポストカードを見て、すぐに捨てようとした。だがゴミ箱に入れようとした時、ポストカードに印刷された場所が目に入った。それはあの爆発が起きた場所だった。ポストカードの裏にあったその手紙は、もはや告発と呼べる内容だった。「友香ちゃん、いや、先輩と呼んでもいいだろうか。君は知らないだろうが、君と矢部真一が出会い、愛し合い、結婚した十年の間、ずっと九年間も君を陰から見つめていた人間がいるんだ」「この愚かな僕は六年前にもう諦めようとも思った。だって君の目には僕なんて一度も映っていなかったからだ」「だから僕は爆発を引き起こしたんだ。君と一緒に死のうと思ってな。結局一緒には死ねなかったが、あの爆発のおかげで矢部真一は海外に行かざるを得なくなり、君のそばから離れた」「彼がいなくなった後、僕はやっと君の目の前に立ち、六年間君のそばにいた。それなのに、なぜ最後まで君は彼のために僕を捨てたんだ?」「先輩、君が彼を愛しているならそれでも構わない。だが今、彼の代わりに生きているのは僕だ。君のそばに永遠にいられるのも、僕だけなんだ」友香はこの手紙を大きな衝撃と共に読み終えた。そしてその後、湧き上がってきたのは激しい怒りだった。彼女だけじゃない。俺も今になってやっと気づいた。あの実験室で起きた爆発は事故なんかじゃなく、誰かの手によるものだった。手に入らないなら壊す。戸村のその異常な独占欲は、もはや狂気としか言いようがない。友香は怒りに震え、その花束を叩きつけて滅茶苦茶にすると、すぐに車を飛ばし、戸村に会いに病院へ向かった。
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