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第4話

Author: ババルーヤ
last update Last Updated: 2024-11-25 16:31:36
その資料には、私のバッグ、服、さらにはつけていたイヤリングまで、すべてがき詳細に記録されていた……

それだけではない。満原香澄は、心配りが効いて、私のリストの横に、自分のリストを並べ、さらには各項目ごとに値段まで比較して記載しているのだった。

しかも、各アイテムの後ろには価格の比較まで貼られている。

松岡璃音:エルメスのバッグ300万円、カルティエのブレスレット80万円、ブルガリのネックレス12万円、シャネルのコート200万円……

満原香澄:キャンバスバッグ200円、服700円、靴750円、アクセサリーはしない、化粧品は使わない……

その資料を指差し、彼女に問い詰めた。

「これ、どういうつもり?この比較で私が無駄遣いしてて、きみが節約の見本だって言いたいの?私のこと、入れ替わりたい?」

自分の本音をあっさりとあててしまい、満原香澄はわずかに慌てた様子を見せたが、それでも冷静さを保とうとした。

「副社長、そんなつもりじゃありません。ただ、会社の財務報告書を偶然見かけたことがありましてね。会社の四半期純利益って、たったの2000万円ちょっとなんですよ。でも、副社長の身につけているものの値段、それだけでもう2000万円以上しているんじゃないですか」

どんどん自信を持ってきたようで、声まで高くなり、最後にこう言い切った。

「松岡副社長、会社がこんなに利益が少ないのは、全部副社長が使い果たしているからです!」

私はしばらく黙ったまま、江崎賢一を見て振り返った。

「賢一もそう思うのか?」

江崎賢一は顔を青ざめさせ、これまでにない冷徹な口調で言った。「璃音、君にはマジでがっかりだよ」

「賢一、私は前から言ってたでしょ、この女はダメだって。結婚もしていないうちからこんなにお金を使わせて、もし結婚したら、うちの家計なんかすぐに破綻するわ!」

江崎賢一の母親は、まるで私を食い尽くしそうな視線を向けてきた。

そうだ、江崎賢一の母親は私が初めて家に行ったとき、皿洗いをしなかったことと、あまり彼女に媚びなかったことでずっと私のことが気に入らなかったのだ。

江崎賢一はため息をつき、いつものような高慢で冷たい態度に戻った。

「松岡璃音、これまでの何年も、僕についてきて、もう十分稼いだだろう。君が使ったお金は返さなくていいから、もう行ってくれ」

「ダメよ!お金
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