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3 お似合いの2人?

Penulis: けいこ
last update Terakhir Diperbarui: 2025-03-17 16:51:25

「先生、ありがとう。また2人で来てね、本当にいいコンビだよ」

「じゃあまた。失礼します」

私達は病室を出た。

「あの、患者さんに適当なこと言わないでもらえますか?」

「いきなり何だ?」

「何だって、冗談だとしても、あんな言い方して間違って広まったらどうするんですか?」

「広まったら?何か問題か?」

蒼真さんは私に真顔で答えた。

「も、問題かって、そんなの問題に決まってます!蒼真さんに迷惑がかかりますから。もし私なんかと変な噂が流れたら……」

「それならそれで構わない」

「えっ……」

「白川先生!すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」

「ああ」

蒼真さんは、看護師に呼ばれてさっさと行ってしまった。

構わないなんて……本当に適当過ぎる。

実際、噂になったら嫌な思いをするくせに。

私は、その場で齋藤さんみたいに心臓に手を当ててみた。

どうしてだろう、すごく鼓動が激しい。

「おかしいよ、こんなの……。本当、何なの?」

思わずそう呟いた。

蒼真さんは、私の心を振り回して楽しんでいるのか?

もしからかわれているとしたら、かなりキツイ。

私は、何ともいえないモヤモヤした気持ちを引きづりながら、ナースステーションに戻った。

「ちょっと蓮見さん!」

その時、突然、誰かに声をかけられた。

「痛い!!」

かなり語尾の荒い口調に驚き、私は思わず持っていた医療機器を足の上に落としてしまった。

「藍花さん!!大丈夫ですか!」

叫び声を聞きつけて、歩夢君が慌ててこちらに駆け寄ってくれた。

「大変です、靴下にかなり血が滲んでます。切れてしまったのかも知れません」

しゃがんで私の足先を見ながら歩夢君が言った。

指の部分に重いものが落ちたせいで、確かに白い靴下が真っ赤になっていた。

ふと顔を上げると、その視線の先に春香さんがいた。

私に声をかけたのは春香さんだったんだ――

歩夢君と私のやり取りを見てしまったせいか、春香さんはそのまま背を向けてどこかに行ってしまった。
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    ただ靴下を脱がされただけなのに、どうしてこんなにもドキドキするのだろう。蒼真さんはお医者さんとして私の傷を心配してくれているだけなのに。「うん、確かに良くなってるな。爪も綺麗だ」「はい、ありがとうございます。あれからちゃんと感染症にならないように診てもらってましたから、本当に大丈夫です」私は慌てて靴下を履こうとした。なのに、手が震えて上手く履けない。落ち着けば当たり前のようにできることが、なぜか上手くできなくて焦る。その時、蒼真さんがモタモタしている私の手にサッと触れた。「履かなくていい。このままでいいんだ。このままで……」「えっ……」「藍花、覚えてる?この前、患者さんに言われたこと。俺達はお似合いだって」「……はい。覚えています。確かに言われましたけど、あれは私をからかってただけですから」「あの人はからかってなんかいない。本気だった。本気で俺と藍花が似合っていると言ってくれたんだ。それに俺も、そう思ってる」蒼真さんは、ソファに座る私を見上げた。その瞳は潤み、唇は艶を帯び、恐ろしい程、男の色気を感じた。「わ、私達が似合ってるなんて、蒼真さんまでからかわないで下さい」「藍花……」その瞬間、私は頬に温もりを感じた。蒼真さんの手が触れている。気づけば目の前に美し過ぎる顔があって、私は直視できずに、思わず自信のない顔を背けた。「目を逸らすな。俺を見て……」「そんなこと言われても、わ、私……み、見れません」心臓が激しく脈打ち、あまりのことに息の仕方がわからなくなる。「藍花、見て。俺を見るんだ」心も体も溶かすような甘い声。私はその声につられるように、ゆっくりと蒼真さんの顔を見た。とんでもない至近距離で目と目が合う。その不純物など全くない美しい瞳にハッとして、私の全てが吸い込まれてしまいそうになった。「俺は、お前が欲しい」「えっ……」あまりにも深い衝撃。蒼真さんの言葉に撃ち抜かれたように体中に電気が走る。「藍花……」例えようのないその妖艶な姿。蒼真さんの表情が情欲に満ちた瞬間、私達の間に残っていた壁は……完全に崩れ去った。

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    嬉しいとはいえ、この心臓が飛び出しそうなシチュエーションは、そろそろ限界に近い気がする。月那は、「美味しいご飯、美味しいお酒、ベランダから星を見たりなんかして……。あ~もうその後は『私、どうなってもいい!』ってなるんだよ、絶対に」なんて楽しそうに言っていた。本当に人ごとだと思って……私達はベランダになんか出ない。だから、何も起こらない。きっと……起こるわけがない。蒼真さんはこんなに落ち着いているのに、私だけが内心あたふたしているのがすごく恥ずかしい。「カレー、本当に美味しかった。ありがとう」「いえ……。こちらこそたくさん食べてもらえて嬉しかったです」「美味しいものでお腹が満たされると、人は幸せな気持ちになれるな」「そうですね……」蒼真さんがとても穏やかに言ってくれた言葉が、何だかくすぐったく感じる。美味しい……と、何度も言われると心から作って良かったと思えてくる。2人の時のこの優しさが、病院でもずっと続けばいいのに……とつい願ってしまった。子どもの頃のこと、好きな食べ物、影響を受けたテレビのこと、プライベートな内容を惜しげもなくたくさん話してくれる蒼真さん。話せば話すほど興味が湧き、もっと色々聞いてみたいと思った。まるで患者さんと話すみたいに……いや、それ以上にリラックスしている蒼真さんに、私も次第に心を開いていった。「白川先生」と、こんなにも自然体で会話ができる日がくるなんて、少し前までは思いもしなかった。私達は、時間を忘れてお互いのことを話した。「藍花、足はもう大丈夫か?」「あ、はい。もう大丈夫です。本当にありがとうございました。蒼真さんにすぐに手当してもらったおかげです」「見せて」先生はソファから降りて、私の足の前にしゃがみこんで傷口辺りに手を伸ばした。「本当にもう治ってますから」私は、思わずロングスカートの中に足を引っ込めて隠した。「ダメだ。ちゃんと見せて」蒼真さんは私の足を優しく掴んで、スカートの裾から外に出した。そして、靴下をゆっくりと脱がせた。やっと緊張が少しずつ溶けてきたのに、こんなことをされたらまた……

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