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第 0508 話

「噓でしょう?スープまで?」川井はそのお碗を見た。

海咲は彼女が変なことを言わないように肘で小突いて、彼からお碗を受け取った。

「スープが好きだからです」

白夜はそう返して、また彼女らに「まだ仕事があるので、これで失礼します」と言った。

「分かりました」と海咲は返した。

白夜会釈して、部屋から出た。

海咲はドアの外まで送ってから、ドアを締めた。

ドアをロックした音を聞いた白夜は足を止めて、振り返ってそのドアを見つめて、しばらくしてからようやく去った。

階段を降りて、アパートの外で停まっているメルセデス・ベンツの車に向けた。

車に入ろうとしたとき、隣にいたスポーツカーの窓が開けられた。

赤い髪色
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