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第 0086 話

主石だけて10カラット、周りには1カラット以上のダイヤモンドが配置されている。

コレクションに値するデザインだ。

海咲は一瞥し、美音と目が合った。彼女の唇には挑発的な笑みが浮かんでいた。

確かに彼女は自慢すべきだ。

海咲が叶野家に入って以来、淑子は一度も何も買ってくれなかった。

最終的に、淑子は6億円で競り落とし、少しも痛くなかった。

宝石は美音の前に渡され、多くの人が見ている中で彼女の顔を立てた。美音は嬉しそうに言った。

「とても綺麗ですね、おばさん。あなたの目は本当に確かです」

淑子は溺愛の眼差しで言った。

「あなたが気に入れば、それで十分です」

美音はそれを手に取り、周りの人々は羨望の眼
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