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宿り木の仲間達②

last update Last Updated: 2025-03-28 18:00:10

宴会も終わりに近づくと酔い潰れたのか何人かがグッタリと机に突っ伏していた。

「貴方がカナタさんですね?私はリリー・アイズと申します」

見慣れない人が近付いてくると挨拶をしてきた。

白い髪で目つきは鋭くレイさんを彷彿とさせる女性だった。

「えっと……初めましてカナタです」

「私はあそこで酔い潰れているバカと同じクラン、"破滅の灯火"の副団長をしています」

リリーさんはセルさんを指差しそう言う。

副団長って肩書きがつく人はみんなクールな女性なのだろうか。

リリーさんも知的な雰囲気が漂っていて、とても美しい女性だ。

「改めて感謝を。アレン団長は人類にとって失うわけにいかない人材でした。この世界では王と名のつく二つ名を持つ冒険者はたったの三人しかいません。殲滅王アレン、不敗の王テスタロッサ、魔導王クロウリー。魔神の軍勢に対抗できるのは彼らの力あってこそ。だから改めてお礼を申し上げます」

「何度も言いますが僕だけの力ではありません。日本でも協力者がいたからこそ異世界ゲートは完成させる事ができました」

「そうでしたか……ではその方々にも感謝申し上げます」

リリーさんは何度も頭を下げていた。

そこまで畏まられても対応に困ってしまう。

そんな僕の様子を見てたのかアカリがスッと寄ってきた。

「リリー、カナタは疲れてるからもう休ませてもいい?」

「ああ、すみませんでした。お時間を取らせてしまって」

どうやらアカリはそろそろ部屋に戻ってもいいと気遣ってくれたようだ。

「いえいえ。またこの世界ではお世話になることもあると思いますのでその際はよろしくお願いします」

「もちろんです。我々"破滅の灯火"は貴方の力になると誓いましょう」

リリーさんとの会話を終えるとアカ

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