夜の11時。兄貴の家の下にある公園で夜ランニングをしていた。突然、草むらから男女がもぞもぞ話す声が聞こえてきた。「守(まもる)、あなた本当にどうなのよ?家じゃ気分が乗らないって言ったからここに来たのに、どうしてまだそんな感じなの?」その声を聞いて驚いた。義姉の雅美(まさみ)さんの声に違いなかった。兄貴と義姉は外食に行ったはずじゃなかったのか。どうして公園にいて、しかも草むらの中にいるんだ?彼女と付き合った経験はないが、アダルト系ビデオはそれなりに見ている。その瞬間、彼ら夫婦が新しい刺激を求めているのだと理解した。俺はまさか兄貴と義姉がこんなに遊び上手だなんて思ってもみなかった!公園でなんて……これ、刺激が強すぎるだろ。つい、俺は耳をそばだてて聞きたくなってしまう。義姉はとても綺麗で、スタイルも抜群だ。義姉の甘い声を聞けるなんて、俺にとって夢のようなことだ。俺はそっと足音を忍ばせて草むらのそばに近づき、そっと頭を出してみた。すると、義姉が兄貴の上に座っているのが見えた。俺の方に背中を向けていたけど、そのしなやかで美しい背中のラインには見惚れるばかりだった。その瞬間、俺は喉が渇いて仕方がなくなり、小腹が熱くなるのを感じた。こんな魅力的な義姉を目の前にしているのに、兄貴は少し不甲斐ない様子だった。「雅美、俺……やっぱり無理かもしれない」すると義姉は怒った様子で兄貴に言い放った。「あなた、本当にダメね。まだ35歳なのにこんな有様で、私にどうしろっていうの?」「立てなくても、せめて役に立つものを出してよ。それもできないなんて、これじゃどうやって子供を作れっていうの?」「もしこのままなら、私は他の人を探すからね!」「あなたは父親になりたくなくても、私は母親になりたいの!」義姉は怒り心頭のままズボンを直し、立ち去ってしまった。俺はその場の雰囲気に圧倒され、慌てて背を向けて走り去った。部屋に戻って間もなく、義姉も帰ってきたのが聞こえた。「バン!」と大きな音を立ててドアが閉まると、俺は驚きで心が「ドキッ」とした。胸を押さえながら、心の中で怖すぎると思った。兄貴と義姉の夫婦生活がこんなにも上手くいっていないとは、まさか思いもしなかった。よく言われる「三十路の女は狼のようだ」という言葉が思い浮かぶ
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