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第 0480 話

白夜は唇の端を依然として笑みを浮かべ、目尻の涙痣がより一層目立っていた。「これが君が知りたかったことじゃないのですか?私はただ真実を言っているだけです」

海咲は少し混乱した。ここは一目で底が見える空間で、彼女は美音がここにいないことを確信し、彼の言うことの真偽も疑っていた。「どうして君の言葉を信じることができます?」

「僕が君を騙して何の得があります?」

白夜はテーブルの上を見て言った。「ここに淡路美音が僕を呼び出した証拠があります、君も見てもいいです」

海咲は病歴要約を目にして、もう一度確認した。

確かに美音が彼に助けを求めたことが分かった。

医者が治せないなら、彼が治せる。

どうやら彼の医
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