Alpha, Prince, Revenge: Which Comes First?

Alpha, Prince, Revenge: Which Comes First?

last updateLast Updated : 2022-07-02
By:  Daisy dawnOngoing
Language: English
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1 rating. 1 review
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Caregiving for her feeble and stupid twin sister became Minty Brown's responsibility. She needed to feel that temporal security to survive, so she adopted three aliases. She never desired commotion. She desired a simple, tranquil life, but when she was forced to choose between two alphas who were vying to be her mate and learned that one of her relatives was responsible for her parents' passing, her drama couldn't have been less dramatic. "You are a wild and wacky girl. As you are aware. Did your alpha boyfriend set you up for this, or are you just looking to whore off on your own without me around?" He laughed hysterically and added, "I should've been aware. You didn't desire a partner. What a fool I am. Why did I think you would be open to visiting me? You are nothing more than a whore in the arms of a wolf alpha who wouldn't even look at you." Note: This book is still being edited.

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Chapter 1

Chapter One

 瀬名莉子が死んだ夜、警察に見せられたのは、私が送った三文字だった。

『消えて』

 送信時刻は午後八時十三分。彼女が恋愛リアリティ番組『RE:PAIR』の共同生活棟、その設備区画で発見される一時間半ほど前だった。

 取調室の机には、透明な袋へ入れられた私のスマートフォンと、口をつけていない紙コップが置かれていた。刑事は調書を指で追う。職業欄には〈生活雑貨ブランドmellow note 商品企画〉と印字されていた。

「水城真帆さん。このメッセージは、あなたが送ったもので間違いありませんか」

 画面の三文字は指先で隠せるほど小さい。それでも、もう消せなかった。

「はい。私が送りました」

 死んでほしかったのかと聞かれれば、違うと答える。けれど、私たちの前からいなくなればいいと思ったことまで否定すれば、そのほうが嘘になる。

 十日前、瀬名はまだ生きていた。

 共同生活企画の二十日目の朝。番組が借り切った家には油と照明機材の熱がこもっていた。離婚や破局を経験した男女が、一か月、仕事や自宅への出入りを挟みながら共同生活棟を拠点に過ごし、デート企画を重ねて、最終生放送で関係を選び直す。

 復縁すると決めて参加したわけではない。一か月も顔を合わせれば、戻りたいのか、もう終わっているのか、そのくらいは分かると思っていた。

 私の相手は、五年前に離婚した元夫、深見景都だった。企業の炎上や事故対応を請け負う危機管理会社LATTICE SHIELDの代表だ。

 キッチンには三台のカメラがある。まな板だけでなく、誰が誰を見たかまで残す配置だった。

「はい、お料理のシーン頂きます。カメラ回します」

 赤いランプが点く。私はパプリカを同じ幅に切った。

 視界の端に、赤いスカートが入る。

「真帆さん、お手伝いしますよ」

 瀬名莉子がレンズへ笑いかけながら隣へ立った。元アイドルで、途中参加の〈New Choice〉。壊れた関係へ新しい選択肢を差し込む役だ。

「ありがとうございます。でも、大丈夫です」

「糸、出てます。危ないですよ」

 断ったのに、瀬名の指が背中へ回った。衣装の留め具を摘まみ、首の下に触れる。布を直すだけにしては長い。

 振り払えば、その瞬間だけが使われる。若い女に苛立つ元妻。番組が欲しがる画が浮かんだ。

 その一瞬の遅れを、瀬名は見逃さない。

「手、震えてますね」

 弾む声のままカメラへ背を向け、耳元へ唇を寄せる。

「赤ちゃんのもの、今も見られないんですか? だから、あんなに得意だったお料理も、しなくなったんでしょう?」

 刃先が止まった。

 五年前の病院。白い天井と消毒薬の匂い。目を覚ました時、下腹部の重さだけがなくなっていた。

 話したのは景都だけだ。母にも、親友の宮坂灯にも、会社にも言っていない。

「あのこと、どうして知ってるの」

 瀬名はカメラへ向けた笑顔を崩さなかった。

「あ……景都さんから、聞いてないんですね」

「答えて」

「私から話すことじゃないので」

 答えはないのに、景都の名前だけが二人の間に残った。

 瀬名は私の顔を一度見て、またレンズへ笑った。

 振り向いた拍子に、汗ばんだ手の中で包丁の柄が滑った。人差し指へ熱い線が走り、白いまな板に血が落ちる。

「止めろ。カメラ止めろ」

 低い声がキッチンを切った。

 スタッフより早く景都が入り、私の手首を取る。白いハンカチで傷を押さえた。布の端には、結婚して最初の誕生日に私が選んだKの刺繍がある。

「手、上に。指を動かすな」

「これくらい、自分で――」

「今だけは任せて」

 救急箱を抱えたスタッフが来ても、景都は消毒液とガーゼだけを受け取った。

「深見さん、撮影の尺が――」

「止める。医務スタッフも呼んで」

 彼が顔を上げると、ディレクターは黙った。

 景都の肩越しに瀬名を見る。

 さっきまで耳元で笑っていた女が、今は口元を押さえていた。

「ごめんなさい。私、そんなつもりじゃ……」

 スタッフにも聞こえる声だった。

「景都が、あの人に話したの?」

 包帯を巻く指が止まる。

「話してない」

「だったら、誰が」

「分からない。確認する」

 瀬名はいつの間にかキッチンから消えていた。

 作業台には切りかけのパプリカと、血を吸ったガーゼが残る。三台のカメラは止まっていたが、どれもこちらを見ていた。

 私の質問だけが、包帯の外に残った。

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reviews

nneomasally214
nneomasally214
It's an interesting piece of art.
2022-06-05 10:15:57
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