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youhualiaの小説

仮面の裏には何が……?〜僕の知らないあなた〜

仮面の裏には何が……?〜僕の知らないあなた〜

一途な主人公の初恋は歪みすぎた愛でした。 愛を知らなかった女の話。 菊池美奈は20歳。 好きになったのは2つ年上の大人の男性。 鈴木勇輝(22)。 彼は知らなかった。彼女の本当の姿を。
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Chapter: 〜第八章〜信じる気持ち
人を信じることって大切な事だろう。だから、彼女を信じてみようと思った。「GPS問題」「返信問題」これが解決した時に同棲しようと話し合いの結果そうなった。これからどうなる事やらと思ったが、彼女はこれらの問題を改善していった。同棲に動こうかなと思った時……。彼女がボソッと言った。「過去に縛られない生き方は楽しい」と。少しは楽になってくれたのだと安心した。お互い頑張ろうと話をした。僕もきっと変わるきっかけがどこかで欲しかったのかなと思った。この負の連鎖は僕が変えてやろうと。きっと貴女なら変われると信じたかったのだと思う。実際変わってくれた事が嬉しかった。そんな時に……僕らを嬉しい気持ちにさせてくれる出来事が舞い込んできた。彼女がニコニコしながら、僕の前に来た。「あのね、子どもができたの。」と彼女から。涙がこぼれてきた。嬉しかった。彼女から聞くと、「まだ性別が分からない」との事。同棲の前にだとお金が色々かかるため、暫くは彼女の実家にお世話になることになった。「実家に挨拶」は済ませていた為、むしろ「いつ来るのか」と言われていたらしい。「彼女」は照れ隠しで言わなかったらしい。彼女らしいと思った。これからは2人……いや3人になる……。負担が2人を襲うだろうが、今の僕たちなら大丈夫だと思った。
最終更新日: 2025-01-07
Chapter: 〜第七章〜本気の恋とは?
愛とはなんだろう。恋とはなんだろう。私もこんなに彼に求めすぎ……。罪悪感が無いわけでは無いのに……。もう恋なんてしなければこんなことにならなかったのだろうか。過去の言葉が自分に深く刺さる。私がしてきたことは彼にとって負担だったこと……。全て分かってたはずなのに。「GPS問題」に「既読問題」全て私が悪かった。彼は私に幻滅しただろう。なのに別れない理由は?これが愛なんて思ってしまうのは私はイカれてるのだろう。「歪んだ愛」は「愛」では無い。「本当の自分とは」何か。もう分からなくなった。これからは彼の意見も聞かないとと思いながら、何故か自分中心になる性格に吐き気がする。取り敢えず、このままじゃダメだ。彼と話し合おう。彼に連絡をする。「話があります。家で待ってます。これからの事を話し合いたいです。お願いします。」と彼に送る。返信が来た。「分かった、仕事終わったら、連絡する」と彼から連絡。彼が帰ってきた。話し合いが始まった。私が悪かったこと、過去に何があったかなど全てを彼に話した。彼は、「俺のせいで壊れたのかと思った。話してくれてありがとう」と言われた。話し合いが終わった。彼には許して貰えた。私は、「少しずつ変わるから。だから許してくれる?」と言った。彼は間を開けて……、「分かった、君を信じる」と返事。嬉し泣きをしてしまった。こんなに愛されていたのがびっくりでつい泣いてしまった。
最終更新日: 2025-01-07
Chapter: 〜第六章〜彼女の変化
彼女も過去の彼女と同じくなるのだろうかと脅えていたある日……。連絡が頻繁に来るようになった。嫌な予感しかしなくて……。あの時みたいに彼女を失いたくない一心で返信を返していた。即レスなのも元カノと同じ……。だいぶ愛されてないことが分かる。僕はなんでこんなにも彼女運がないのだろうか。電話も掛かってくる。長話になるから基本的に電話は嫌というと、「なんで私の事を見てくれないの?」とドストレートに言ってくる。もう嫌になる。けど、亡くなったらと考えると別れるにも別れられない。こんなにも「恋愛」は面倒臭いのかと嘆きたいくらいだ。彼女は「GPS機能使おう」と言い出した。「頭おかしいのか」と言いそうになったが、言葉を飲み込んだ。もう嫌になる……。僕は自分を心底恨んだ。生きてるだけで疲れる恋なんてくそだ。もう何度も思っていたことなのに。一応、「つけろ」ということだったので、「GPSアプリ」を半ば強引にインストールさせられた。もう嫌になる。「これで安心」と彼女は喜んでいたが「頭大丈夫か」と問いたくなった。「こんなこと」で死なれても困るので、僕が我慢するしかないのだ。もう仕方ない……。愛してしまったからには責任を取れということなのだろうか。
最終更新日: 2025-01-07
Chapter: 〜第五章〜元カノの話
元彼女の話をしようと思う。彼女とは「死に別れ」で、僕が置いていかれた方である。「メンヘラ製造機」と呼ばれるようになってから恋をするのをやめていたのであった。彼女は天真爛漫な人だった。なんでこんなことになったのかさえ……分かる訳もなく。月日は過ぎていった。恋愛から遠ざかっていた。(その間は遊んでいた。)恋愛感情は何なのかさえ分からなくなっていた。僕のせいで人が死ぬのが怖くて、恋愛を辞めたのだ。遊びなら傷つかないから……、と何の根拠なのか分からないが、遊びに走っていた。自己保身だったのだろうか。人を傷つけるかもしれないリスクなどお構い無しに遊びを続けていた。今思うと、怖いことをしていたなと反省している。怖いのに「恋愛」はしたい。なのに何故人は「恋愛」をしたいと思うのだろう。そんなことを思っていた時に、貴女に出会ってしまった。彼女と同じく「メンヘラ」になるのだろうか……。と思うと怖くなった。だからつい…優しい言葉をかける。彼女の時のように……。貴女はどんな風に壊れていくのだろうか……。怖いのに、好きが止められない。もうこの気持ちは忘れて、この人とは別れよう。お互いのためになる。だからこれで終わりにしようと思った矢先、貴女は忘れてた感情を僕に思い出させたのだ。もう愛したくない。なのになんで好きになるのだろう。
最終更新日: 2025-01-07
Chapter: 〜第四章〜僕の知らないあなた
僕はとある女の人に会いました。恋愛に依存気味に見えた。昔の僕みたいで見てて辛かった。愛に依存なんて馬鹿みたいなのに。なんで分からないのかな?まぁ、昔の自分もそうだったから人のことは言えないけど。目の前の僕を愛してくれないなら貴女を愛せない。誰を見ようが勝手だけど。過去なんて忘れ去ってくれればいいのに。僕は届かない思いはきっと意味ないのだろう。僕も恋愛には程遠い人間だと思ってた。だからこそ今を大切にしたいと思う。今の貴女にはきっと嘘に聞こえるだろう。僕も恋愛には奥手の方だから、貴女には心の底から笑って欲しい。そう思って貴女に接していたのは分かってたかな?僕を愛してくれる?貴女は僕が愛していないように見えているのは分かっていた。何を言っても今の貴女には嘘に聞こえるなら。僕は自分の気持ちに嘘をつくよ。貴女を失いたくないから。失わない方法を選ぶだけ。別になんと思われてもいい。愛の形なんて人それぞれだもの。美奈……美奈だけを愛してる。それはいつになったら届くのだろうか。不器用な2人はきっとすれ違うのは確定している。貴女には「心の底から笑っていて欲しい」求められたら求める。これくらいしか貴女を繋ぎ止めることは出来ないのだ。自分のことは自分がよく知ってるからこそ、傷つけたくないのだ。もうあの人のように失うのは……辛いのだ。「大切な人を失った」僕の気持ちなんて分かるわけないよね。きっと貴女には分からないでしょう。だから僕は届かない想いを殺して生きることを決めた。真実を知ったら貴女も居なくなるだろうから。
最終更新日: 2025-01-07
Chapter: 〜第三章〜愛の形
彼との出会いは社会人何年目か忘れた頃に出会った。 たまたま彼が同じ職場になった事がきっかけで連絡先交換にこぎつけた。暫くは普通に連絡のみだったが、「彼からのお誘い」で「初デート」をした。普通に「映画鑑賞」をして、その後に「告白」を受けたのであった。私はOKをした。それからは「ホテル」の流れになり、行った。この流れは危険信号なのは分かっていたが、流れでOKをしてしまった自分を恨みたい。なんでOKしてしまったのだろうか。愛してるの言葉……私が1番聞きたくなかった言葉。そう言って私から離れる人は山ほど見た。(2人しか付き合ってなかったが)遊びもそうだった。一度きりの関係。そんなの恋でもなんでもない。「都合のいい女」のレッテルなのであった。この人は信じてもいいのか?まだ信じなくてもいいのか?私には全然分からない。彼は言った。「都合のいい女なんてことは無い。俺は君が好きなんだ。全てひっくるめて好き」と信用出来ない言葉だらけで吐き気が出る。彼を信じてみることが出来ないまま、時がすぎる。残酷にも時間は過ぎるのだ。私の想いと裏腹に……。「都合のいい女」なんて言わせない。と思いながら、私は彼との交際をズルズル引きずることになったのだ。私は彼にどんどん依存をしていった。なんでかなんて知らない。彼の言葉を信じたかっただけなのに。
最終更新日: 2025-01-07
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