「気持ちいいか?……他人のベッドで……他人の女房を弄ぶのは……どうだ?」真夜中、私は全裸でベッドの上で四つん這いになり、お尻を突き上げ、シーツを強く握り締めながら、背後の男の荒々しい突きに身を委ねていた。長い間欲求不満だった身体が、今日やっと満たされる……私の名は小泉真由。ダンス教師をしている。18歳の夏休み、まだ彼氏だった今の夫に処女を捧げた時から、私の中の底知れぬ性欲が完全に目覚めてしまった。あの頃の夫は情熱的で、一晩に四回も五回も私を抱いていた。でも結婚して仕事を始めてからは、段々と力が衰えていき、いつも手早く済ませるだけ。前戯も10分とない。この半年以上、一度も満足させてもらえていない。その夜も、退屈な営みが終わった後。夫は息を荒くしながら、ティッシュを取り出して私を拭いてくれた。「ごめんね、今日は短ったね。イケた?」私は小さく喘ぎながら、満足げな表情を装って彼に抱きついた。「イッたわ。すごかったよ」夫をなだめすかして、早く寝てくれないかとやきもきしながら。そのあとトイレで自分を慰めるつもりだった。今の私はまだ中途半端な状態で、足の付け根が痒くて、焼けつくような不快感に襲われていた。夫の寝息が規則正しくなるのを待って、そっとベッドを抜け出し、クローゼットの引き出しから肌色のバイブレーターを取り出し、足音を忍ばせながらトイレへと向かった。今夜は遅いから、手早く済ませるしかない。バイブを最強に設定して挿入すると、まるで体が宙に浮いたような感覚に襲われた。強烈な電気が走るような快感に、思わず声を上げそうになり、必死で口を押さえた。太ももが震え続け、骨の髄まで染み渡る振動の痺れに耐えた。少しずつ落ち着きを取り戻し、お気に入りのバイブを抜き取ると、急に切なくなった。はぁ、一生これで我慢するしかないのかしら。体を拭き、レースのネグリジェを着てベッドに戻ると、突然夫が寝返りを打って私を抱きしめてきた。「ねぇ、君に男性を紹介しようか」私の心臓が締め付けられた。やっぱり気付かれていたのか。「何言ってるの、早く寝ましょう!」その夜、私は眠れなかった。一つには、夫に内緒でおもちゃを使っているのがバレて、彼のプライドを傷つけてしまったのではと心配で。もう一つは、夫の提案に心が揺さぶられてしまって
Last Updated : 2024-11-29 Read more