薄暗い部屋の中、私は手足が痺れて力が入らず、全裸のままマッサージベッドに伏せていた。屈強な男性施術師が好きなように私の体を扱いていた。彼は身を屈めて耳元にそっと噛みついてきた。「奥様、一緒に楽しめるお連れを呼んでみませんか?」羞恥心と興奮が入り混じり、胸の奥から奇妙な期待感が沸き上がった。全身が震えながらも、私は答えた。「それじゃ......一緒にやってみよう」私の名前は浅川紗月、最近離婚したばかりの30代の主婦だ。離婚の理由は、生まれつき女性ホルモンの分泌が過剰で、それを抑えるためにずっと避妊薬を飲み続けてきたことにある。数ヶ月前、お義母さんから子供を催促され、私は病院で検査を受けた。医師には「薬をやめて1年後に妊活を始めたほうが安全です」と言われた。そこで、避妊薬をやめる決意をした。しかし、薬をやめた途端、私はどうしようもなくなった。朝から晩まで男性のことばかり考えてしまった。日常生活にも支障が出るほどだった。パンツを一日に2回は替えないといけない状態で、タンポンを使わなければ恥をかく羽目になることもあった。先週、ジムでヒップトレーニングをしていたときのことだ。男性トレーナーに補助されながら、彼の引き締まった腹筋を見て、頭の中に妙な妄想が広がった。耳元を舐めたら彼は敏感そうだとか、こんなに鍛えられた体ならベッドでも絶対に凄いだろうとか。トレーニングが終わる前に、私はその場から逃げ出し、トイレでタンポンを替えた。本来なら、元夫がこういう時こそ力を発揮するはずだった。しかし、夢にも思わなかった。お義母さんに孫の顔を見せるために、彼が離婚を切り出すとは。家は私、貯金は彼――そういう条件で話がまとまった。役所から家に戻ると、私は離婚届をぼんやりと眺め、ベッド脇の結婚写真に目をやった。全てが夢のように感じた。リビングで何時間もぼうっと座り続け、何も食べず、ひたすら酒を飲んでいた。だが、飲めば飲むほど気分は塞ぎ込むばかりだった。気が付けば、すでにスカートを脱いでいた。思春期の頃から女性ホルモンの影響で性欲が強く、緊張したり落ち込んだりすると、自分を慰める癖があった。試験中には、両脚を組み替えながら僅かに動かすことを密かに楽しんでいたほどだ。特に人目のある場所で、大腿を締めたり緩めたりしながら
最終更新日 : 2024-11-21 続きを読む