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第 0654 話

作者: 水原信
離婚しているとはいえ、こんな夢を見てしまうと、海咲の心は恐怖に包まれた。

これで完全に眠気が吹き飛んでしまった。

彼女は灯りをつけて、腹部を支えながらベッドからゆっくりと起き上がり、水を飲むために台所へ向かった。

その後、スマホを手に取り、インターネットでニュースをチェックし始めた。

今はこれが外界の情報を最速で知る手段のように感じられたからだ。

だが、あの女性遺体事件についての進展は依然として報じられていなかった。

それでも、海咲の不安は消えることがなかった。

彼女の頭に浮かんだのは白夜のことだった。前回、彼の仕事場で会って以来、彼とは一度も会っていなかった。

仕事に忙殺されていたせいで、隣
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