娘が未成年の悪魔に殺害された後、私は暴走した のすべてのチャプター: チャプター 21 - チャプター 25

「待て、まだそこまでではないよ。ああ、そうだわ。あなたは私の娘の歯を折ったわね」私は彼の口を開け、絶望と恐怖に満ちた目を見つめながら、うめき声の中でためらうことなくペンチで歯を一本、無理やり引き抜いた。彼は心を引き裂くような悲鳴を上げ、口は血まみれになった。一本ずつ抜くのは面倒だわ。私はハンマーを持ち上げ、彼の口に向かって打ち下ろした。床には血まみれの歯の破片が散らばり、彼は痛みで頭を地面に打ちつけた。しかし額の傷でさらに体を震わせた。「うぅ……」口は血だらけで、まともに話すこともできないのに、まだ憎しみの眼差しで私を睨みつけていた。「殺せ！殺してしまえ！この腐った女！」歯のない口でもなお、必死に罵声を浴びせかけた。「そう焦らないで。人は償いをしなければならないの。あなたはこの十数年、たくさんの悪事を働いてきた。少しは社会の役に立ってもらおう」私はナイフを手に取り、彼の腹部に線を描いた。「肝臓に腎臓、心臓だって人を救えるのよ。あなたみたいなクズは生きている価値がないわ。せめて何人かの命を救いなさい」彼は体を震わせ、ナイフが腹に近づくのを見て、ついに崩れ落ちて泣き始めた。「うわあ！やめて！心臓を取らないで！」最後の心の防壁が崩れ、必死に許しを請うようになった。「申し訳ありません、あんなことするべきじゃなかった。お詫びします。おばさん、許してください。もう二度としません！僕はまだ子供なんです。分別がなかったんです。必ず改心します！」彼の母親もずっと横で頭を地面に打ちつけ、涙ながらに懇願していた。「本当に息子を教育し直します。もう二度と人をいじめさせません！お願いです！私たちを解放して、本当に悔い改めました！ご安心ください、あなたに責任を追及したりしません。私たち家族は遠くに引っ越して、菜食を守り、善行を積みます。どうか息子を許してください」彼らの涙を見て、私はただ冷たい皮肉しか感じなかった。「本当に自分の過ちが分かったの？違うわ。ただ自分の命が危うくなって、痛みを感じて、初めて謝罪する気になっただけよ」

「豪！あの女の言うことを聞かないで！ママは絶対にあなたを傷つけない。怖がらないで、すぐに誰かが助けに来てくれるから」クソガキの視線がナイフに落ちた時、母親の顔に明らかな動揺が走った。口では子供だからと言い訳を続けていたが、自分の息子がどんな性格か、彼女も分かっていたはずだ。そうでなければ、息子がゆっくりとナイフに近づく時、あれほど怯えることはなかったはず。少年は指は全て折られていたが、それでも地面に横たわったまま、口でナイフを咥え、自分の縄を切った。「豪、ナイフをママに渡して。ママの手は怪我してないから、縄を解いてあげられるわ」少年が無言のまま動かないのを見て、彼女はゆっくりと彼に近づこうとした。その動きは慎重で、どこか恐る恐るしていた。しかし、縄を切り終えた彼は、傷だらけの手でナイフを握り、自分の母親の恐怖に満ちた目をじっと見つめた。その目には一片の温かみもなく、冷たい光が宿っていた。「あの狂った女、俺を殺すつもりだ！本当に殺される！母さん、ここから出なきゃ！もう耐えられない」「豪！ママは分かってる、分かってるから、落ち着いて……」そう言いながらも、彼女は少しずつ後ずさりしていた。「母さん、お前は俺の母親だろ。俺が欲しいものは何でもくれるって言ったじゃないか！俺が生きるために、お前が死ねよ！」彼の目は冷たい殺気に満ち、実の母親であることも意に介さず、激しく突き刺した。女は避けきれず、刺されて悲鳴を上げた。「やめて！殺さないで！私はあなたのママなのに！」彼はただの子供だった。結局、この悪魔への甘やかしと放任が、彼女自身を破滅させた。一撃では足りず、彼は何度も何度も突き刺した。二回、三回……女の悲鳴は次第に弱まり、全身血まみれになって、やがて息絶えた。

どれだけ診察を重ねても、最後の結果は変わらなかった。「ほら。彼は私の娘を殺しましたが、年齢のために罰を免れるでしょう。しかし、私は精神病患者で、娘は私にとって唯一の薬でした。彼らがその薬を壊したのです。それは彼ら自身を破壊したのと同じことです」私は首を傾げ、警察に笑いかけた。「滑稽だと思いませんか？」警察は私から有用な情報を得られないと悟り、やむなく市内全域の捜索を開始した。三日後、彼らは息も絶え絶えの小クソガキを発見した。一命は取り留めたものの、全身の不可逆な損傷により、完全な不具者となってしまった。手足が完全に不自由になり、あまりにも長く閉じ込められていたため、正気を失っていた。母親の死に関しては、凶器から彼の指紋だけが検出され、彼が犯人と断定された。結果は明らかだったが、この事件で罰せられる者は誰もいなかった。私は彼と同じ精神療養施設に収容された。あの日、バルコニーで日光浴をしていた私は、看護師に連れられているクソガキを見上げた。彼は虚ろな表情をしていたが、私を見た瞬間、顔が真っ青になり、狂ったように叫び始めた。私は立ち上がり、彼に微笑みかけながらブレスレットを揺らした。彼は全身を震わせ、突然発狂したように看護師を突き飛ばした。「どこへ行くの？」看護師は彼を追おうとしたが、彼は完全に言うことを聞かず、バルコニーに飛び乗り、私の方へ突進してきた。しかし、彼は恐怖に歪んだ顔のまま、転落していった。「ドン」という音が、美しい楽章のように響いた。私は顔を上げ、眩しい陽の光を見つめ、目を閉じた。美優、ママが仇を討ったわ。すべてが終わったのよ……—おわり—