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第5話

あの女じゃないか?なんで里奈と一緒にいるんだ?二人は知り合いなのか

少し酔っていたはずの目が一瞬で冴え渡った。

俺は眉をひそめ、友人たちに軽く挨拶をしてその場を離れた。

なぜか、何かがおかしいと感じていた。

里奈の親友はみんな知っているが、その中にこの女はいなかったはずだ。

それに、この女がマークやケビンと乱れたことを考えると、里奈がこんな女と関わるのは避けてほしい。

俺はこっそり里奈たちの後をつけ、彼女たちが次々と店に入り、買い物を楽しむ様子を見ていた。

それ自体は普通だ。女性が買い物を好きなのは自然なことだ。しかし、次に彼女たちが入った店に俺は目を細めた。

それはアダルトグッズの専門店だった。

彼女たちは30分近くその店にいて、それぞれ手に袋を持ちながら笑い合いながら出てきた。

俺の胸は重く沈んだ。

里奈は俺と一緒にこういったグッズを使ったことなんて一度もない。

そんなものを買うなんて、どういうことだ?

いや、誰に使うつもりなんだ?

真相を突き止めるため、俺は里奈を追い続けた。

彼女たちはカフェに入って休憩し始めた。俺は帽子を買って変装し、彼女たちの後ろの席に腰を下ろした。

「里奈、最近ジムに来てないけど、禁欲生活で飢えてない?」

「はっ、りん、私はあんたみたいじゃない。一日男がいないだけで、自分の名前すら忘れるほどじゃないよ」

「いいわね!私をバカにするなんて!」

「やめてやめて、そこ、くすぐったい……」

二人がじゃれ合った後、里奈は息を切らせながら降参した。

しかし、俺の顔はすでに険しくなっていた。

このりんが言ったこと……

「さて、さて、本題に戻りましょう」りんが顎に手を置きながら聞いた。「あの日、どうして秀俊がホテルで待ち伏せするって思ったの?」

「私に分かるわけないでしょ。旦那から電話が来たとき、マークがちょっかいを出してきたせいで、秀俊が怪しんだだけよ」

里奈は口を尖らせた。「でも、私が賢くて、あんたを呼んで助けてもらったおかげで、秀俊にバレずに済んだわ」

「それにしても、マークとケビンと遊ぶ時に、なんで私を誘わないのよ!」

「まぁまぁ、その後はちゃんと楽しませてあげたじゃない」

「ふん!ところで、今からマークとケビンと一緒にまた遊ばない?」

「いいわね、もう何日も行ってないし」

「行こう、
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