Love's eternal blaze

Love's eternal blaze

last updateLast Updated : 2024-12-14
By:  Milove Ongoing
Language: English
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Synopsis

Adele runaway from a life a privilege and entered a new world of mafia, mysteries secret that could be killed for and love. Born a wretched life and adopted into a life of privilege.. Adele Callahan has spent her life under the thumb of a prestigious family that controls her every move. When she escapes an arranged marriage, her only plan is to run as far and as fast as she can—until a fateful encounter changes everything.. Adele seemed to live a nice life but it's all a different story behind the reflection. Forced to marry a rich influential abuser, Adele escapes in a bid to leaves a life that was arranged and all planned out for her when her paths crosses with a man who introduces her to a life she never knew existed. Lucian runs a mafia group but there's more to him than he let out, one of the influential person feared by most. But women are his toys, a new one each day to add to his record of decanhery. Lucian. He’s dark, enigmatic, devastatingly handsome, but beneath his flawless exterior lies a dangerous secret. His piercing eyes see too much, his voice commands obedience, and his presence is like a storm she can’t escape. He warns her to leave, but his words come too late—Adele is already entangled in his world. What starts as a chance meeting spirals into a deadly game of survival, as Adele learns the truth about Lucian. Drawn together by fate, their connection defies reason, even as the shadows of Lucian’s mafia ties threaten to tear them apart. As passion collides with peril, Adele must decide: will she run from the darkness that surrounds Lucian, or embrace it to uncover the secrets of her own destiny?

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Chapter 1

prologue

お腹を痛めて産んだ子供が、まさか母親の苦しむ姿を見て喜ぶ怪物だったとは、紺野明世(こんの あきよ)は夢にも思わなかった。

三十歳の誕生日。裏庭で、明世の胸が激しく軋んだ。発作だ。

薄れゆく視界の端、五歳の息子・紺野海斗(こんの かいと)が立っていた。

だが海斗は、明世の命綱である吸入薬を拾うどころか、遠くへ投げ捨てた。

幼い声が、残酷なほど鮮明に耳に突き刺さる。

「こうすればママ、もっと僕のことを見てくれるし、もっと愛してくれるって、未鈴さんが言ってたもん。

パパだって未鈴さんの言うこと聞いてるんだ。じゃあ僕のやり方も間違いないよ。こうすればママは絶対、僕たちをもっと好きになる!」

夫である紺野涼介(こんの りょうすけ)の答えを聞く間もなく、意識が闇に沈んだ。

最後に残ったのは、ひとつの冷たい決意――

もし目が覚めたなら、私を傷つけることで愛を試そうとする歪んだ親子、あと三回だけ、チャンスを与えよう。

……

四時間の蘇生処置を経て、鼻をつく消毒液の臭いが明世を現実へと引き戻した。

瞼を持ち上げると、喉の奥に焼けるような激痛が走り、息をするたびに胸が軋む。

無意識に夫と息子の姿を探したが、病室には冷たい空気が漂うばかりだ。

サイドテーブルの上で、スマホが震え続けている。力を振り絞って手を伸ばすが、指先数センチが届かない。

それに気づいた新人の看護師が、慌てて駆け寄ってきた。

「動かないで!やっと峠を越したんですよ。重度の喘息持ちだと分かっているくせに、どうして薬の管理を怠ったりしたんですか?本当に、命を何だと思ってるんです!」

明世には弁解する気力もなかった。まさか実の息子が薬を捨てたなどと、口が裂けても言えるはずがない。

スマホの画面を開くと、LINEは涼介とのトーク画面が開かれたままだった。画面を埋め尽くす吹き出しは、すべて自分からの一方的なメッセージだ。

インスタを開くと、入江未鈴(いりえ みすず)の投稿が目に飛び込んできた。

【茶トラちゃんが三時間も高い木から降りられなくなって大ピンチ。でも、二人の勇敢な騎士様が駆けつけてくれたの!消防士さんも「プロ顔負けだ」って褒めてくれたわ!】

添付された写真には、袖をまくって木に登り、猫を抱きしめる涼介と、その下でキャリーケースを掲げ、慎重に猫を受け取ろうとする海斗の姿があった。

未鈴はそんな二人を崇拝するような眼差しで見つめ、手を叩いて応援している。

なんて美しい、三人家族の光景だろう。

夫と息子が、死の淵をさまよっていた自分を置き去りにして、本命の飼い猫を助けに行っていたのだ。心配の言葉ひとつ寄越さずに……

明世は口元を歪め、写真をタップした。

海斗が着ているのは、今朝、自分がアイロンをかけたシャツだ。ママの誕生会でかっこよく見えるようにと、丁寧にアイロンをかけたもの。

それなのに今、息子はそれを着て別の女の前に立ち、父親と一緒に騎士気取りで振る舞っている。

指を下に滑らせ、何気なく家庭用監視カメラのアプリを開く。

昨夜設定したクラウドの自動バックアップが、新しい動画の通知を表示していた。

何かに引き寄せられるようにタップすると、画面には庭の東屋が映し出された。時刻は今日の昼食前だ。

「海斗くん、さっき言ったこと、全部覚えてる?」未鈴は、蜜のように甘い声で、絡みつくように言った。

「覚えてるよ」海斗の幼い顔に、真剣な色が浮かぶ。

「あのスプレーを捨てたら、ママに発作が起きたら僕が気づいて、薬を取ってって頼んでくるんだ。そうしたら僕がママを助けたヒーローになって、ママはもっと僕を愛してくれる」

「いい子ね」未鈴は笑いながら、海斗の髪を撫でた。「これは二人だけの秘密よ。ママからもっとたくさんの愛をもらえるように、手伝ってあげるから!」

「やった!未鈴さんって本当にすごいね!だからパパも未鈴さんのこと大好きで、いつもご褒美にチューしてるんだよね!」

そう言って、海斗は小さな唇を尖らせて未鈴の頬にキスをした。

画面の中で親子のようにじゃれ合う二人を見つめながら、明世はすべてに予兆があったのだと悟った。

長年愛してきた夫は、本命を甘やかし、あろうことか子供を唆して母親を襲わせていた。彼はとっくに、自分を裏切っていたのだ。

明世は画面を凝視したまま、抑えきれない手の震えを感じた。胸を刺すような痛みに耐えかねて、瞳を閉じる。

過去の記憶が、雪崩のように押し寄せてきた。

明世と涼介は幼馴染だった。彼は臨海市随一の資産家の御曹司で、留学から帰国して家業を継いだエリートだ。

二十代で紺野グループの企業価値を数倍に押し上げ、臨海市の全ての女性が憧れる最年少の青年実業家となった。

一方、明世は紺野家に仕える家政婦の娘に過ぎない。涼介の両親の慈悲で、彼のそばにいることを許され、同じ名門校に通わせてもらえただけだ。

眩いばかりの涼介を見つめながら、明世の密かな恋心は、決して口に出せるものではなかった。

けれど六年前。帰国した彼が酔った勢いで部屋を訪ねてきて、「結婚してくれないか」と告げたのだ。

密かな恋が、ついに実を結んだのだと思った。

だが、結婚して思い知らされた。それは、彼が未鈴に九十九回振られた後の、百回目の「当てつけ」に過ぎなかったのだと。

アルプス山脈で、ドローンを使って求婚の文字を描いても、未鈴は笑って「もう少し待って」とあしらった。

アイスランドの黒砂海岸を貸し切りにして花火を打ち上げても、未鈴は「結婚なんて制度に縛られたくない」とはぐらかした。

そして百回目。タイムズスクエアの巨大スクリーンの下で、未鈴は最後通告をした。「三年後には必ず結婚するわ」と。

涼介は指輪を放り投げて帰国し、手頃な明世と成り行きで結婚したのだ。理由はいかにも簡単だった。

彼女は一番面倒がなく、一番従順な選択肢だったから。

結婚して一年後、明世は海斗を出産した。幸せな日々もあったはずだ。

それが一ヶ月前、未鈴が離婚して帰国し、海斗の外国語教師になってからすべてが狂い出した。

涼介の襟元には、頻繁に赤リップの跡が残るようになった。

海斗も「未鈴さんの家で遊びたい」とせがむようになり、帰宅すればまるで別人のようになっていた。

以前は自分にべったりだったのに、突然、まとわりつかなくなった。

昔は薬を持ってきてくれた優しい子が、今では薬を隠すようになった。

かつて自分を世界一だと誇ってくれた「ナンバーワンのファン」は、今では「ママはダンスが下手だ」と言い、「家で家政婦の仕事をして、パパと僕の世話をするべきだ」と言い放つ。

今日になってようやく、自分がどれほど滑稽な間違いを犯していたか気づいた。

夫は本命と焼け木杭に火をつけ、息子までもが、その女の意のままに操り人形と化していたのだ。

「紺野さん?大丈夫ですか?」看護師が明世の顔色の悪さに気づいて声をかける。「先生をお呼びしましょうか?」

「大丈夫です」明世は目を開け、溜息のような声で尋ねた。「私の夫と息子は?」

「お会計を済ませたら、すぐ出て行かれましたよ。動物病院に急用があるって」

看護師は不満げに口を尖らせた。「本当に、猫が奥さんやお母さんより大事なんて、ふざけていますね」

明世は力なく笑った。涙が一筋、こめかみを伝って落ちる。

そう、どんな猫が命より大事なのか?もちろん、未鈴の猫だ。

バン!

病室のドアが乱暴に開かれ、涼介が海斗の手を引いて入ってきた。

ふわりと漂ってきたのは、動物病院特有の消毒臭。おそらく、あの猫の健診を終えたばかりなのだろう。

「ほら、ママに謝りなさい」涼介が息子の背中を押す。

海斗はベッドの傍まで寄ってくると、つま先で床に円を描きながら言った。「……ママ、ごめんなさい」

明世は顔を背けたが、息子の目に一瞬浮かんだ苛立ちを見逃さなかった。

彼は苛立っていた。手筈通りなら、ママがそこで「薬を取って」と言うはずだったからだ。

「海斗はわざとやったわけじゃない。まだ子供なんだ、遊びに夢中になることだってある。お前も、そんな大事な薬をきちんと管理しないから悪いんだぞ」

涼介の声には、抑揚のない。「未鈴が動物病院で猫の世話をしてて、一日中何も食べてないんだ。俺が食事を届けに行かないといけない」

夏の夜の湿気を含んだ暑さの中、明世は骨の髄まで冷え切っていくのを感じた。

目覚めてからずっと、涼介は一度も「大丈夫か」と聞いてこなかった。

部屋に入ってからの言葉は、ひとつは息子の言い訳、もうひとつは自分への非難。

心も目もすべて未鈴で埋め尽くされ、今日が妻の三十歳の誕生日であることすら忘れている。

明世は突然、綿のような疲れを感じた。

明世が何も言わないのを見て、涼介は眉をひそめた。「まあいい。今日はお前の誕生日なんだから、機嫌よくしてくれよ。子供相手に意地を張るな」

「俺と海斗で、お前にプレゼントを用意したんだ」

彼はポケットからベルベットの箱を取り出した。中にはローズゴールドの腕時計が入っていた。「退院したら俺がつけてやる」

明世はそれをちらりと見た。未鈴が先週、SNSに投稿していたのと同じモデルだ。

彼女が「ダサくて趣味じゃない」と嫌がって受け取らなかったものが、自分の誕生日プレゼントになるとは。なんという皮肉だろう。

明世は微笑み、溜息のような声で言った。「私からも、サプライズがあるの」

親子は同時に顔を上げ、海斗は明世のそばに飛びついた。

「なになに?僕が一番欲しかった、レーシングカーのおもちゃ?」

彼女は窓の外を見つめ、海斗の目に浮かんだ失望を見ないふりをして、もう口を開かなかった。

父子が病室を出ていくまで、彼女は心の中で二人に告げた。

チャンスを与えるのは、あと三回だけよ。

それを使い切ったら、あなたたちにはもう愛想を尽かすからね。
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