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たかぎまゆみ(ののちゃ)
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Nobela ni たかぎまゆみ(ののちゃ)

代価に与えられしは…くちずけ一つ(即興…短編集)

代価に与えられしは…くちずけ一つ(即興…短編集)

◯ベルリンの壁で別れた初恋の従兄 二人は再会出来るのか? ◯花の咲く樹の下で貴女を抱きしめる◯ 欧州の中世、戦争から戻らぬ恋人を待ちつっける少女だが…家が貧しく貴族の愛人に…しかし、病で家に戻され ◯代価に与えられしは くちずけ一つ◯ 日本の戦国の時代 武士の子供の少年と欧州の商人達の少女の淡い悲恋 その他の短編(追記予定)
Basahin
Chapter: 第31話 哀歌…魔法と科学の世界…果てしない戦争…機械魔攻兵レイムス
そう、思えば、血の海だった。いつも、いつも、いつも……。兵士として、果てしない戦争で戦う。そうして、今の身体は…自分の機械化した身体、ただ戦うための身体。エネルギー源は魔法の力を持つ輝く石、魔法石魔法の石の力で初級クラスの攻撃くらいは使う事も可能だ。機械化と魔法の石で強化された私の身体私の大事な愛する家族や恋人、友人達は敵国の者達に血の海に沈められた殺されてしまったそうして、跡形もない廃棄された廃墟の故郷の街だから、私は戦う。「私の愛した婚約者のマリアン、父さん、母さん…友人達、私の愛しい人達」過酷な戦争の中で、戦闘で私の頭の半分を吹き飛ばされて、記憶の多くは無くしてしまった。帰りたい、帰れないあの故郷には…もう何もない廃墟の故郷この戦いが終われば、休めるのだ永遠の眠りの安らぎを約束してもらった夢の中ならば、帰れる 幸せだった過去の時間、僅かな記憶の中にいる優しい愛する人たちが待つ処へだから戦う、最後の戦いを…もし途中で この身体が敵に砕かれたとしてもそれも運命この身体は涙を流す事も出来ない。 前線の小さなベースキャンプ地で私はまた、調整と修理をする。そうして、それから…「機械魔攻兵士c1247、.調整と修理は完了だ」「了解した」機械魔攻兵レイムスはまた剣と銃を手に取る。
Huling Na-update: 2025-03-27
Chapter: 第30話 クリスマス サイレント・ナイト〜きよしこの夜の逸話など
暖炉の火がパチパチとはじけた「暖かいね」「ええ」スキーを楽しみ、レンタルした小さな家で暖炉の傍で恋人同士は会話している。小さな近くにあるテーブルに置いてある小さな機械からはクリスマスソングの『きよしこの夜』の音楽が流れていたのだったアメリカ風にマシュマロを棒につけて暖炉の火であぶり口にする二人の恋人たち。「甘いね」「うふふ、ねえ、他にもサンドイッチもあったわね 果実も」「お酒はワインにブランデーピーナッツバターとべーコン、レタス入りのトーストも…あるよ」彼は微笑して言う。「知っているかい?『きよしこの夜』はイブ前日の夜にオーストリアの小さな教会で生まれたんだよ」  パイプオルガンがネズミにかじられて壊れた」「困った副司祭さまだったけど生まれた子の祝福を頼まれて 夜にその子の家に‥闇色の星空 満天の星が彼を優しく包む」「彼は聖母マリアを思わせるような母子を祝福した後その夜空を詩にして、演奏者に詩をギターでも弾けるように作曲を依頼」「次の日、ギリギリできたのがサイレントナイト きよしこの夜原題はシュライーレ・ナハト」「ココアにしようか、それとも珈琲か紅茶?」「ホット・オレンジもいいかも」「ワインもある チーズもね」恋人たちはそんな会話を楽しそうに暖炉の前でしていたのだった。
Huling Na-update: 2025-03-26
Chapter: 第29話 コメディ?クリスマスの大きな靴下の贈り物は妖怪?
綺麗で華やかなクリスマスの飾り それにクリスマスツリー静かに外には雪が降り積もる。「あ、もうクリスマスツリーの傍にぶら下げていた靴下に何か入っている!」それは嬉しそうな声「頼んでいたクリスマスのプレゼント?プラモとか?好きなアニメの分?」「それとも、何か他かな?素敵なものだと良いな♪」小さな愛らしいお子様がそれはそれは嬉しそうに靴下を見て‥次には目を見開き、口元を歪ませた。口がパクパク、声が出ないようだ。「・・・・・・」青くなり、蒼白な顔の可愛らしい小さなお子様「あの」ようやく、少しだけ声を出す、お子様モコモコと靴下から出てきたのは小さな一つ目の小人、何故?「やあ、メンコィのおお(可愛い・・と言いたいかも?)でへでへ」嫌な感じの笑い顔、そんな笑顔を振りまくのだった。口から少しヨダレが(/ω\)イヤンな感じ他にも、靴下の中には酒に酔ったような叔父様な小人さんとかも出て来る「ジングルるううべええるうううう 鈴が鳴るううう」酔って謡っている小人「・・・・」小さな可愛いお子様は青い顔をして黙って‥その場に立ち尽くすのだったあああああああ、素敵過ぎるクリスマスの季節の中、クリスマスソングが素敵な感じで鳴り響く。
Huling Na-update: 2025-03-26
Chapter: 第28話 コールドスリープ(冷凍)の恋人〜宇宙船の中で
「僕の可愛い人、眠れる白雪姫さん、寝顔が今日も可愛いね」 宇宙飛行士の男が微笑む 愛しい恋人はコールドスリープ装置の中で 冷凍保存中 「愛しているよ、君が目覚めるのは百年と三日後の予定、移住する惑星まで百年か…」 コールドスリープ、未来のテクノロジー 亜空間移動、ワープ航法が出来る…前は 宇宙船が長い時間、数十年、数百年の歳月をかけて 移動しなくてはならなかった。 或いは未開の惑星で大きな怪我などで 宇宙船、または設備の整った医療機関に運ぶ前、一時的に 身体の治療をする為に身体を冷凍保存する事も 良く、使われたのは 移住する惑星への移動、数十年、数百年の歳月を かけて、多数の人達、動物などを 冷凍保存して、宇宙船で運ぶ。 一人のサイボーグ、半機械化された人物が 恋する人を、冷凍保存された恋人をまた眺めていた。 それは愛しく、切なく 「録音の君の歌声は最高だよ、もう1000回は聴いたかな?」 「早く君の歌がまた聞きたいよ」 サイボーグとなったのは宇宙飛行士 移民船、移民の宇宙船を操縦する為に 彼は半機械化してサイボーグとなった男 「まあ、君と同じく冷凍保存でも良かったけどね」 軽く装置、顔の部分にキス 「優秀な宇宙船の宇宙飛行士だから、仕方ないさ」 静かに深淵深き闇色と星達の輝きに包まれた宇宙空間 その中を宇宙船は飛び去ってゆく。
Huling Na-update: 2025-03-25
Chapter: 第27話 銀髪のバード…恋人を待つ女吟遊詩人シルリア
銀の髪をした美しい女性が歌を歌う彼女はシルリラ、バードと呼ばれる吟遊詩人激しい戦いの歌、切ない恋の歌、穏やかな失われた故郷の歌を…。「まだシルリラは待っているのか?」兵士の一人が呟く「ああ、死んだ事を受け入れずに 生きて戻るのを信じてる可哀そうに」「彼は 貴族の二男 美形で 本当に良い奴だった残念だ美しいシルリラと並ぶと まるで美しい絵のようだったあんなに互いを深く愛し合った二人なのに」シルリラは歌う「戦の嵐が吹き荒れる この大陸の覇者は一体誰? 果てない戦 いつか終わりが来る我らが主たちの勝利を祈り 信じて我らは戦う勝利の為に 愛する者たちの為に♪」リュートと歌の調べが終わり酒場には 拍手が起こるシルリラはそっと目立たぬように彼女は休憩の為に酒場の隅に座り食事を取っている。そこに「シルリラ いい歌だったよ」「アライア 有難う 嬉しいわ」「俺の兄の事は もう諦めた方がいい」「・・・・」悲しそうにうつむくシルリラ「俺も戦に出るギデオン様やイーサン様達の為にお役に立ちたくて」「ねえ、貴方も行くのね」「俺が無事に戻れたら・・俺との事を考えてくれないか シルリラ?」「アライア」「愛してるシルリア」「・・わからないわ でも・・貴方の事がとても心配よ 行って欲しくない戦に出なくても 幾らでもお役に立てるのじゃない?貴方の兄ハンソンもそうだったどうして私の大事な人は戦に行きたがるの?」「泣かないでくれ、すまない騎士として生まれ、この大事な時に自らの身や命を捧げるのは兄ハンソンも俺も同じだ」「考えてみるから、必ず帰ってきて」「約束する」その後の事である。アライアの行った戦地が激戦だと聞きシルリアは不安と悲しみで涙したのだった。そんな気持ちを押し殺して 吟遊詩人としてただ歌い続けている無事にアライア達がやがては…戻るって来ると信じて
Huling Na-update: 2025-03-25
Chapter: 第26話 再会の言葉〜ネットゲーム友達?
再会の言葉‥「やあ元気そうで何より」「ふふ‥これからもよろしくね」思い切り顔をしかめて言ってやったのだった。「知るか!この馬鹿野郎おお」と怒鳴ってみました。数年前に直接、会う事もなく、ネットのゲームで知り合い パーテイを組んでそれから・・日常と非日常の世界の境目でゲーム世界の冒険を看破してリアルで会って驚いた。小学校で同級生だった秋里、秋里 翼ネットで知りあったのは同級生!同じ学校の同級生だった!「元気に会社員してるのか、子供時代はあんなに可愛かったのに」彼女の言葉に「悪かったな、おじさんになって‥どれだけの指月がすぎたと思っているだよ」俺は答えた。「あははっ、そうだね、本当に久しぶりだ」「また、ネットゲームしようよ、一緒にレベルアップしょう、それから新しいネットゲームもあったら」そんな彼女の言葉に笑顔にそう、屈託のない彼女の笑顔懐かしい学生時代の彼女の顔、笑顔と重なる俺の頬が何故だか少し赤くなって、横を向いたままぶっきらぼうに答えたのだった。「ああ、お前に付き合ってやる」「わぁーい、ファンタジー系が良いかな?それとも未来宇宙系?それとも…?」数年後に気がつけば、結婚式捕まえたのは彼女か俺か?とにかく、彼女の笑顔はいつもお日様のように素敵だった…料理はイマイチ、俺の担当
Huling Na-update: 2025-03-25
白銀のケンタウロス

白銀のケンタウロス

「オルゴールの中にあるのは私の骨の欠片 私は未来の亡霊 過去の生きている私はお前の敵」白馬のケンタウロスのレグルス ◯時間の旅 時に楽しい冒険 ◯或いは過去の時間では処刑の危機 ◯未来の時間で戦争で死地に向かう未来の自分 黒の王アーシュ、犬の姿のワン子 彼等の紡ぐ物語 魔法のオルゴールの魔力発動で バラバラになった少女エイル(エルトニア) 彼女エイルを探す時の旅  それは過去の時間、時に未来の時間 旅の始まりを告げた白馬のケンタウロス・レグルス  謎めいた言葉を呟く 魔法のオルゴールの中にあるのは彼女の骨の欠片 未来の亡霊レグルス  「オルゴールの中の骨の欠片は私の骨 お前はこれから時間の旅をする  そこで出会う過去の生きた私はお前の敵」
Basahin
Chapter: 少し過去の時間(数年前)破天荒かも・レグルスとの脳天気な再会!…過去と未来の戦の輪舞
「レグルスさんが近くにいるの彼女に何とか出来るか頼めるかも知れない」「でも、今,現在は、彼女は白の国の兵士の一人本来なら、まだ黒の国と白の国は和平を結んでいないから まだ敵同士なのだから本当は…助けを求めるのは、少し、いえ、かなり、難しいかも」エイル「捕まる可能性も!でも、他には方法が…」エイルだが、予想やら心配に対して 再会して事情を話したレグルスの対応は「いやーーー!!別に!かまわん!かまわん!」豪快で明るく大声で笑う「それにしても・このブドウ酒 最高だ!!おお!ビンに書かれた年号 最高の年の一つじゃないか!!あははははは!!!!」本当に楽しそう、嬉しそうなケンタウロスのレグルスであった!あの〜僕らは多分、レグルスさん達からしたら、敵だったり、取り調べすべき相手なのかも…ワン、ワンそして、歓喜中、大喜び中のレグルスさんを横目に口元を歪ませて、冷や汗をたらり・・と流すワン子と精神体のエイル※ もちろん精神体のエイルさんの姿はレグルスさんには見えないワンええと、アーシュさんの身体の事を考えるとすぐに う、うまくいったのは 有難いことなんだが…何か、何が、とても、とても、違う気がする、ワンいや、良いんだよね!アーシュさんの身体がとても危険な状態だもん!ワン、ワン賄賂に準備したワインがこうも効果的とは ワン☆彡
Huling Na-update: 2025-03-20
Chapter: 少し過去の時間(数年前) 林檎
「え!すごい!林檎も林檎ジュースも入ってます!まずは林檎ジュースです、ワン!どうぞ!アーシュさん」ワン子が林檎、リンゴのジュースを差し出した。林檎ジュースを半分ほど飲むと目を閉じて、木にもたれかけて、そのまま静かな寝息をたてて寝入ってしまうアーシュああ!風邪ひいてしまいます!ワン☆皮袋を見てみるとお!なんと薄い生地のちいさめの毛布入ってますワン☆起こさないように、そおっと毛布をかけるワン子枕か…枕代わりになる大きめのタオルとか、ないかな?ワンごそごそ、皮袋を見るワン子あ!皮袋の中の大きめのタオル二枚発見! 早速巻いて枕代わりにして…と「アーシュさんワン、ワン?」小さく呼びかけてみるワン子眠り込んでいるアーシュタオルの一枚をすぐ傍にひき 枕代わりの巻いたタオルをその上に置くアーシュの身体をずらして そっおおとタオルの上へ少し頭を持ち上げタオルで代用した枕をちゃんと頭の下にそれに毛布をもう一度 身体にかけ直す・・ワン!しばらくして「ワン子さん」と呼びかける声振り返ると光に包まれた精神体のエイルが立っていた。「エイルさん!会えて良かったですワン!ところで此処はどこかご存知ですか?ワン」「此処は私たちがいる本当の時間より2,3年前…かな」「もうすぐ、数ヵ月後に白の国の都に北の巨人族の軍隊が襲いかかって来るのここは、白の国の都近くの森の中だよ」「アーシュ、大丈夫?」心配そうに覗き込むエイルさん 切ない表情ですワン「先程よりは顔色がいいですが本当はお医者さんに見せた方が ワン」
Huling Na-update: 2025-03-20
Chapter: 少し過去の時間 森の木陰 ワン子とダウン気味のアーシュ
こちらは森の中、ワン子は大変だったワン「き!きやああ!大蛇です! いえ!間違いました 15メートルはあろうかと!巨大なミミズさんでーす!アーシュさんワンワン!助けて!!絡んで大変なんです!」ざくっ! 魔法の剣で一刀両断にするアーシュ 「大丈夫か?ワン子」「はい!有難うですワン!」「あのアーシュさん顔色が悪いですワンワン」「ああ、少し・・だるい」息をつくアーシュ「向こうの木蔭で 傷を見てみましょう ワンワン!」木蔭で皮袋を見ると新しい包帯や怪我の薬が入っていましたワンワンアーシュさん 骨の野原で受けた傷と毒のダメージですワンワンレグウスさんからもらった薬は もうなくなってたのにワンあ! あれ!これ!サンドウッチと綺麗な水の入ったビンそれと桃のジュースだ ちゃんと小さなカップまである。「少し食べませんか?ワン」黙ってうなずくとサンドウッチを口にほおばる。…が あまり食欲がないのか 半分も食べてませんワン薬をしみこませた布をあて せっせと包帯を巻く 「水ですワン  この薬飲んでくださいね。あ!ジュース飲みますか?ワン!」 うなずきカップについだジュースを飲む「林檎、りんご…それとも林檎のジュースがないか?ワン子」ぽっんと呟くアーシュ「え!林檎ですか?」皮袋を見るワン子
Huling Na-update: 2025-03-20
Chapter: 少し過去の時間 会話…最低な作戦!…過去と未来の戦の輪舞
「しかし、リアン殿 三ヶ月前のあの作戦は最低だったぞ」「ん?三ヶ月前‥あれか‥!あの作戦か!レグルス」と思い出して、それはリアンが楽しそうに笑う「はあ、まったく酷い悪趣味な軍事作戦だったよ」軽くため息をつくケンタウロスのレグルス盗賊団の根城、竜の糞とかゾウの糞・・・うん○などの汚物でいっぱいにして「あの、気を失いそうな臭い」とても嫌な感じの表情を浮かべたケンタウロスのレグルス「足の踏み場のない汚物に汚物まみれの盗賊どもや同じく汚物まみれの盗まれた財物の洗浄皆 あの作戦だけは今だに文句を言っておる」「最初は何故、なんで・そこまで、しつこく、盗まれた物に食料に絵画などの美術品やさらわれた女性がいないことを、何度も何度も確認したのか、後から、納得・得心した」しみじみと思い出しながら言葉を紡ぐケンタウロスのレグルス「麗しいレデイの私は勿論! あの場所には遠慮させていただいたがな」眉をひそめ、とても嫌そうな表情のレグルスの言葉に「ふ、ふふふっ、あはは」今度はとても、愉快そうに笑うリアンだった。酒をグラスに注ぎ、いつも通りにまた、リアンは酒を口に含む今度はアルコール度の高いウイスキーしかも水で割らない 度数の強い酒を生で飲むリアンだった。
Huling Na-update: 2025-03-20
Chapter: 少し過去の時間 二人のため息
「綺麗な愛らしいエイルが女性化すれば二十、三十以上 あるいはもっと年上のこの国の支配者たち 彼等の為の側室として 寵姫として連れてゆかれてしまう」「少し前から、何度もそれとない打診が来ているそうだ」「それとも実は 遠い北の国 北の巨人族の王の息子の一人とも、話が来ていたらしい」「王族とはいえ 地方の王の子供」その言葉にレグルスはにやりと笑って「あの姫の気性と格闘技の腕前なら、そんなスケベどもは床で返り撃ちにすると思うが?命が危ないのは 相手だと思うぞ!!」考え込んで黙ってしまうリアン「やれやれ、いっそエルトニア姫を連れて 駆け落ちでもしてみないか?それとも本来なら リアン殿貴方は白の国の支配者・第4継承者だろう 身分の事なら・・」そう言いかけて リアンの首や左腕 右手に巻かれた包帯に眼をやるレグルス「そうだったな」そうだったな…リアン殿…今度はレグルスはため息をつく。本来は優しい温和な性格なだけにつらいだろうそして、異母兄達は容赦なく最近では命まで狙われている。あの怪我、証拠はないが・・刺客に襲われたものだ・・。もし、リアン殿とエイル殿が結ばれたなら逆に高い身分なだけに、確かにエイル殿まで危ないなリアンはブドウ酒をあおるように飲み干す「最近、酒の量が増えてるだろう?大丈夫か」「貴方ほどは飲んでませんからレグルス」とフフフと苦笑して笑うリアンリアン殿は軍人には向いていないと思ってたが意外だったな・・賢くて 学者か神官か地方の行政官にでもなるかと思ったが自分の意思とは関係なく周りに無理やり軍人学校に入られて 命を狙われつつも メキメキと魔法と剣の腕をあげ本来の性格から 仲間や部下に慕われ小さな部隊で村の盗賊団を撃退して 国境近くの街を2つも隣国の部隊の攻撃から守ったこの前の作戦は痛快だった巨大な落とし穴で 敵の大軍を誘い込み一気に落とした 下には藁(わら)を引きつめた味方も敵も可能なら なるべく死傷者を出したくないリアンらしい作戦
Huling Na-update: 2025-03-20
Chapter: 少し過去の時間 青くなるリアン……過去と未来の戦の輪舞
「それが、それが‥一年後には未分化体の彼女は・・男性の性別を選んでおそらく筋肉モリモリの男になってるんだあーー!エルトニア姫・・いや王子のフイアンセの姫も可愛いけ・ど・ね ふふふ」「ああああ・・もったいないよなあああ!」ニヤニヤ笑いながら誂うように大きな声で言うケンタウロスのレグウス「まあ、エイル殿の婚約者の女の子レリヤ姫も なかなか気が強いが愛らしい少女だったっけなにより、元気すぎる気性もいいが ふくよかな胸がいいよね!!」「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間ってば三人か二人に一人は未分化体」「雌雄両性‥両方の性を持ってて10代の半ばには自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる・・・戦が多かったから・・子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体ならその淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」本当に嬉しそうに言うケンタウロスのレグルス青くなり、口をゆがめて‥贈り物のブレスレットをポロリ・・と落とすリアン「面白い生き物だよねえええーーー!白の国の人間って、三人か二人に一人は未分化体」「雌雄両性・・両方の性を持ってて10代の半ばには自分の意思や状況に応じて 片方の性を選べる 戦が多かったから…」「子孫を残す為に進化したのが理由みたいだけどおーーー!」チラリ、青ざめている上官でもあるリアンを見ながら更に言葉をつけ加えるケンタウロスのレグルス「そおいえば、リアン殿も惜しかったよね!!リアン殿も両性体ならその淡い金の髪に淡い青の瞳に整った綺麗な顔」リアンに対して、とどめの一撃を何気に放つレグルスであった。「すごい美女になったと思うなあああ!!!!」表情がこわばってます!ひきってます!いやもう!大変ですリアン「みすみす、女の子に 10年近く恋こがれたカノジョを取られていいのかな♪リアン殿♪」はあ‥と息を深く吸い込み、吐き出すリアン深くそれは深いため息
Huling Na-update: 2025-03-20
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