All Chapters of ウエデング〜かりそめの契約結婚？しかし、手違いで、祖父の決めた婚約者は男の子だった件: Chapter 1 - Chapter 7

飛行場の特別ルームでプラベー・ジェット機の整備が済むのを一人　優雅に待っていた「はあ」ちょっとイケメンな男は　ため息をつく「・・・結婚式か　相手は祖父の選んだ人　美形で私好みだといいが」「まあ、いい　形だけだ　よくある一時的な形式だけの結婚」「・・その昔、戦争が多かった時、未亡人となった女、子供を守る為あるいは　まだ夫が生きている可能性もあり、経済的に厳しい女性や子供を保護するためのもの」「ご主人様」「ああ、準備が出来たのかな？」「はい、旦那様」男はにっこりと笑う。異国の地に　私は居た飛行場から飛行機に乗せていた車に乗って移動車の中にある装置で場所を確認する「目的地は此処、普通の住宅地の中の一軒家か祖父の話だと　両親が亡くし、小さな妹と一緒に暮らしている・・か」「両親は親に逆らい、駆け落ち・・あまり　豊かとはいえないが・・まあ、いい」「・・一時的な婚姻とはいえ、美しい人だと良いな」◆　◆　◆小さな部屋の一屋で部屋の時計を見る、愛らしい感じの者「もうすぐ、来られるはずだけど」「ねえ、おやつ食べていい？」小さな少女、妹が聞く「んっ、ちょっと待ってね　お客様が来るはずだから」「準備は無事に済んだけど‥何の要件かな？」ため息が一つ「逢った事がないお爺様、亡くなった両親」　「母が行方不明だったと、僕らの消息を知って…支援してくれてる、お爺さま」　「その御爺様のお友達の子で…あ、僕より年上で」「僕らの暮らしは何とかなってるけど　その方は、大きな会社を持ってる人だから僕のバイトをお願いしてもいいかな」

しばしの間、私はフリーズ状態となったが「あ、私がお嫁ちゃんになるの？」彼女、いや、彼の小さな妹アリスが話しかけてきた。「・・あ、確かに僕には妹がいますけど」彼、リンは大事そうに可愛い小さな妹アリスを抱きかかえる。「まだ小さいですよ」彼は心配そうに、まるで私を労るかのように小さな声で問いかける。「・・・」「わ、若様」「で…、どうしますか？僕にしますか」リンが問いかける。「・・・・・・」「それとも妹が大きくなるのを待ちますか？」何故か、彼、リンがあれ？いつの間にか、私を追い詰めるように聞いてくるのだが…？何故？ちなみに付添の執事は、状況についてゆけずに固まっていた。◇　◇　◇「妹はまだ９歳で、あと少しで１０歳ですが…」「妹の場合は、せめて１７，１８歳まで待って頂きたいと…あと、本人の意思もありますので・・はあ」ただ、もう、気が遠くなりそうな衝撃で　言葉も出ない・・あああ！◆　◆　◆ゴオオオオッ　飛行機が風の中を飛び去る自家用ジェット機で快適に過ごすなお、執事はもう一つ、あるキャビン一室で待機中「素敵ですね、シャワーまであるなんてそれに快適に過ごせるように　　ベットにソファなんて…」リンがため息をつきながら言う。「わぁーい、綺麗な部屋みたい」妹ちゃん、アリスが言う「ふっ・・自家用ジェットとしては小型だが　便利なものだ」私は彼、リンに微笑む「僕だけでなく、妹まで…」彼、リンがはにかみながら答えた。実は、キャビンに設置された風呂で、彼リンは風呂上り、まだ濡れた髪に上気した顔もいい…。本当に綺麗な子だ。執事がタイミングを見計らって、お茶に茶菓子、酒をワゴンで運んで来た。「カクテルグラスにキャビアとゆで卵にアンチョビのソースしたものそれにスペイン産の生ハムに生サーモン、キュウリ、卵などのサンド、マフィンに鶏肉を広げ、中に混ぜ込んだ挽肉ミンチ、プルーン、ほうれん草、人参、それらを蒸し上げた、仏蘭西風のガランティーヌの一種」「サラダはトマトを多く使用、にオレンジ風味のソースなどにシーザ一サラダにタラモサラダ」「コンソメスープ、ほうれん草のポタージュ」「日本のおにぎり、チャーハン」「後で、魚と海苔のお茶漬け、ミニ・ラーメンかお蕎麦かうどんなども、ご用意可能です、皆さま」「チーズケーキ、シェリー酒のゼリー

ドキドキ・・胸が高鳴る「あの…アラインさん」はっきり言って彼リンの場合女装だが、ウエデングドレスが本当に似合い美しい　清楚な少女ぽい「綺麗だ」本音でもある。そこに今回の結婚式のプランナーからの一言「同性結婚式の場合、御二方とも、白いスーツか男性用の民族衣装の場合なども、ございますけど？」「以前の方々の場合ですわ」「三回、衣装を変えますか？」うむ、悩ましい、彼リンはどうしたいだろうか？「ねええ～私のウエデングドレスは？うふふ」小さな妹アリスちゃんもウエデングドレスが綺麗で可愛いこの他にも民族衣装バージョンも当然のようにあったりするする。「何かしたい希望とかあるかな？　旅行とか」「え！そんな、でも行ってみたいです」彼、リンの頬が赤い　ああ、可愛い「僕、仕事とかしなくては、アラインさん、契約結婚の期間が過ぎたら、僕は…」「ふむ、その後の生活やお金の心配しなくて良いのだが、まあ、手に職があればだが、気持ち的にも安心だろうまだ若いから、本来なら学校も…」「あ、はい　あ、あの実は語学と料理とかも勉強したいです　家ではバイトの他に文字打ちとかホームページとかの制作もしてました」「ふむ」　あまり、負担にならないなら、それらもいいだろう　カリキュラムも含め考えておこうしかし、本当に清楚で美しい◆　◆　◆どきどき・・き、緊張する。「あ、あの…落ち着いてますね、アラインさん、僕は緊張して…！」「人生の一大イベント、ウエデング、婚姻の儀式だから、君が緊張するのは当然だろう、大丈夫、夫の私が傍にいる」彼リンが落ち着くように、笑顔で優しく言う「は、はい」涙目で答えるリン実際は、本当は私も緊張しているが…。小さな妹アリスちゃんは…ああ、楽しそうだった。「ご馳走が沢山、パフェとかお菓子あるね」小さな妹ちゃんアリス「後でね、結婚式の誓いの言葉とか、小さな盃を交わしたりとかの後でね」リン

間もなく、朝になろうとしていたのだが…「寝、眠れない」　当然ながら、据え膳モードなのに手が出せない新婚初夜での出来事であった。「おはようございます」彼がにこやかに笑う「あ、ああ」気持ちの良い朝である　こちらは　やや、徹夜気味であったが…◆　◆　◆「アライン兄ちゃん、おはよう」妹アリスちゃん　ああ、可愛い　こちらも可愛い「あの、朝食です、執事さんに頼み、キッチンをお借りできたので、材料もあったので、僕が作りました」彼が料理を並べる◆　◆　◆おおお、完璧なブレックファーストではないか!ポタージュにポーチドエッグ、ドイツのソーセージを蒸し上げたもの、パンが各種エビとゆで卵、キュウリ、セロリなどを刻んだものをマヨネーズで和えたサラダ、パセリの刻ざみ、散らしたものがサラダの上にあった。それに私の好きなタラモサラダ（ギリシャ風サラダ）もあるではないか！オレンジなどの果実の飲み物、ミルクにコーヒー妹アリスちゃんが好きなショコラ、ココアおや、和食だろうか？日本の米、ジャポニカ米を炊いたものなどに、卵焼きか？それから、焼き魚に砕き、細かくした大根か？仕事で、日本に行った時にレストランで、出されたものだ！この茶色のスープは確か、味噌汁と呼ばるものだな！味噌汁のスープの中に大豆で作られた健康食品の豆腐に海藻のワカメもあるぞ！