妻の名前は晴子、30歳になったばかりの小柄な若い女性だ。当初、彼女がジムに行ってパーソナル・トレーニングの資格を取りたいと言ったとき、僕は反対した。彼女を信じないのではなく、他の男性を信じないのだ。というのも、晴子が美しすぎるからだ。特にヨガパンツを履いたとき、丸い尻がぷっくりと後ろに反り返り、あそこの輪郭が丸見えになる。一口で彼女を飲み込んでしまいたいという欲望を抱かないわけにはいかなかった。しかし、彼女の期待に満ちた目を見ていると、拒否することもできなかった。自分を説得することしかできなかった。しかし、ジムに初めて行った夜、彼女が研修生たちに引っ張られてパーティーに参加するとは夢にも思わなかった。深夜12時になっても彼女は戻らず、電話にも出ない。いてもたってもいられなくなり、探しに出かけようとしたとき、晴子の携帯から電話がかかってきた。「あなた、どこにいるの?」酔った女の声が向こうから聞こえてきた。「クラウン368号室、奥さんを迎えに来て」晴子のことを心配して、相手が誰なのか聞きたかったが、返事はない。部屋の向こうから男たちの笑い声も聞こえてきた。「98、99、100、降りてこい、俺たちの番だ!」「もう1人、3人一緒に……」「ヒッヒッヒ...この大きなケツ、元気がいいな! 豆乳を飲ませてやる!」痛そうな、なだめるような女の叫び声とともに、向かいの雰囲気は完全に最高潮に達した。そのとき、向かいの携帯電話が何者かにひったくられたように切れた。晴子にいったい何があったのか。僕は遅れる勇気もなく、車を乱暴に運転し、急いでクラウン368号室に駆けつけたが、個室の晴子がソファーに突っ伏して尻餅をついているのを見た。部屋中がぐちゃぐちゃで、さっき鬼の集団が大騒ぎしていた光景がすっかり想像できた。あの人たちはいったいどんな狂気の沙汰を経て、こんなことになってしまったのだろう。晴子はまだ酔いが腐った状態で、酔いを醒まそうと何度も叫んだり揺さぶったりしたが、反応はなかった。晴子のローカットのドレスの下着が簡単に露出していること、ホルターの片側がとても緩んでいることに気づいたのは、彼女を車に運ぼうとしたときだった。再び晴子を下ろし、彼女の体を見回すと、ドレスが乱れ、背中のファスナーが上
Last Updated : 2024-11-28 Read more