俺の名前は霧島光希。大学の頃から写真、特に人体写真に夢中だった。コスプレイベントに出入りするうち、コスプレイヤーたちから撮影依頼が舞い込むようになった。いつの間にかインフルエンサーになり、それからますます依頼が増えていった。ある日、モデルから「ギャラなし撮影」を頼まれた。その時初めて「ギャラなし撮影」の意味を知った。プライベートフォトを撮る際、モデルがカメラマンと寝ることで撮影料が免除になるという意味だった。それからというもの、この街で名の知れたコスプレイヤーたちが次々と「ギャラなし撮影」を求めてくるようになった。そんなある日、親友の月岡凛斗が電話をかけてきて、「飯でもどう?」と誘ってきた。さらに「カメラも持ってきて」と言われた。店に着くと、香り立つ風と共に現れたのは、魅力的な女性、凛斗の婚約者である神楽澪奈だった。彼女は俺が今まで見た中で最も美しい女性だった。澪奈は淡い黄色のロングドレスを身にまとい、曲線美が際立つ体を見せていた。腰は細く、その魅力は言葉では表しきれないほどだった。少女の初々しさを残しつつも、わずかに成熟した女性の色香が漂っていた。俺がその場の空気に酔いしれていると、凛斗の視線を感じて我に返り、水を飲んでごまかした。料理が並び、凛斗がワインを開けた。俺は「車だから飲めないよ」と手を振った。「大丈夫、後で澪奈が送ってくから」と凛斗が言うので、俺もそれ以上は断らなかった。「兄貴、澪奈のことどう思う?」とグラスを重ねるうち、話が弾んできた。澪奈はワインを注ぎながら、優美に身をかがめた。その時、襟元が少し開き、思わず魅入られる白い肌が見えた。薄紫色の下着が彼女の豊満な胸元を完全には隠せていなかった。少し酔いはしたが、何といっても友達の嫁だ。一瞬視線を逸らした。「天女が地上に舞い降りたみたいだな。凛斗、お前はラッキーだな」と冗談を言った。「兄貴、澪奈の写真を撮ってくれないか?」と凛斗が真剣な顔で言った。「なんだ、そんなことか。今すぐスタジオに連絡して、最高のセットを用意するよ」と酒を一口飲んだ。すると凛斗は俺の手を止めて、「いやいや、俺たち三人だけで」と少し戸惑いながら言った。俺は疑問に思いながらも、「ポートレートか?」と尋ねた。澪奈は頬を赤らめつつ、何も言わずにこちらを見つめたが、その瞳には何か特
最終更新日 : 2024-11-22 続きを読む